“中の人”の結婚が二次元にもたらす影響とは? 声優同士の結婚で注目を浴びたアニメ
とはいえ当たり前だが、共演者同士の結婚といっても、彼らの演じたキャラクターが作中で“恋仲にならない”ことも多い。むしろそのパターンがほとんどだろう。
『暗殺教室』
たとえば、2019年に入籍を報告した逢坂良太と沼倉愛美は、『暗殺教室』でそれぞれ磯貝悠馬役と中村莉桜役として出演。そのほか『極黒のブリュンヒルデ』や『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』も共演作だが、いずれもカップルに発展するような関係性のキャラクターではなかった。
『ポプテピピック』
また2019年に結婚した梶裕貴と竹達彩奈は、『ギルティクラウン』や『STAR DRIVER 輝きのタクト』、『ハイスクールD×D』などで共演経験があった。そして同じ場面では共演していないものの、2人が『ポプテピピック』でピピ美の役を演じていたことも話題に。同アニメの原作者・大川ぶくぶは、自身のXにてこの“ポプテピ婚”を祝福するイラストを投稿していた。(※1)
『ポプテピピック』が日本アニメの可能性を広げる? 恐るべきバランス感覚に注目
『ポプテピピック』は大川ぶくぶの漫画作品を原作とした作品で、2018年にTVシリーズの第1期が放送され大きな話題を呼び、第2期が…『マギ』
その一方で小野賢章と花澤香菜は、2012年から放送された『マギ』で共演していた過去がある。同作で小野が演じていたのは練白龍、花澤が演じていたのは練紅玉。いずれもメインキャラクターなので、“マギ婚”として話題を呼ぶことになった。
なお、2025年4月から放送開始となるTVアニメ『ユア・フォルマ』では、2人がメインキャラクターに抜擢されており、作中でバディを組むことが発表されている。
演じたキャラクターが恋愛関係にならなくても、共演者の結婚は視聴者に少なからず影響を与えるもの。「中の人が結婚した」というフィルターが乗っかるだけで、声の情報量がより多くなったように感じられるから不思議だ。昔観たことがあるアニメでも、その辺りの事情を知ることで、新しい楽しみ方ができるようになるかもしれない。
2025年には、声優たちのめでたいニュースがどれだけ飛び込んでくるだろうか。意外なアニメが共演作品として話題になるかもしれないので、声優界の今後に注目しよう。
参照
※ https://x.com/bkub_comic/status/1142604947650834432
■放送情報
TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』3rd season 反撃編
2月5日(水)より放送スタート
ABEMA、dアニメストアにて地上波先行・最速配信
キャスト:小林裕介(ナツキ・スバル役)、高橋李依(エミリア役)、新井里美(ベアトリス役)、岡本信彦(ガーフィール・ティンゼル役)、天﨑滉平(オットー・スーウェン役)、赤﨑千夏(フェルト役)、中村悠一(ラインハルト・ヴァン・アストレア役)、井口裕香(クルシュ・カルステン役)、堀江由衣(フェリス役)、堀内賢雄(ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア役)、植田佳奈(アナスタシア・ホーシン役)、江口拓也(ユリウス・ユークリウス役)、田村ゆかり(プリシラ・バーリエル役)、関智一(アル役)、山根綺(リリアナ・マスカレード役)、石毛翔弥(ヨシュア・ユークリウス役)、西山宏太朗(キリタカ・ミューズ役)、津田健次郎(ハインケル・アストレア役)、安済知佳(シリウス・ロマネコンティ役)、石田彰(レグルス・コルニアス役)、河西健吾(ライ・バテンカイトス役)、悠木碧(カペラ・エメラダ・ルグニカ役)
原作:長月達平(MF文庫J『Re:ゼロから始める異世界生活』/KADOKAWA刊)
キャラクター原案:大塚真一郎
監督:篠原正寛
シナリオ監修:長月達平
シリーズ構成:横谷昌宏
キャラクターデザイン・総作画監督:佐川遥
モンスターデザイン:千葉啓太郎
プロップデザイン:岩畑剛一、鈴木典孝
美術設定:青木薫(美峰)
美術監督:木下了香(美峰)
色彩設計:坂本いづみ
撮影監督:宮城己織(T2studio)
3Dディレクター:居嶋健太郎(FelixFilm)
編集:須藤瞳(REAL-T)
音楽:末廣健一郎
音楽制作: KADOKAWA
音響監督:明田川仁
音響効果:古谷友二(スワラ・プロ)
音響制作:マジックカプセル
アニメーション制作:WHITE FOX
製作:Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会
©長月達平・株式会社 KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会
公式サイト:http://re-zero-anime.jp/tv/
公式X(旧Twitter):https://x.com/Rezero_official
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@rezero_ani