佐藤大樹、『風のふく島』の魅力をアピール 「悩んでいる方の背中を押してくれる物語」

テレビ東京のドラマ25枠で放送中のオムニバスドラマ『風のふく島』に出演している佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)のインタビューコメントが公開された。
本作は、2023年9月に放送された、本郷奏多と大沢一菜がW主演を務めた木ドラ24『姪のメイ』と同じく、福島12市町村を舞台にした、実在する12名の移住者たちにフォーカスした1話完結のヒューマンドラマ。葛藤や挫折をしながらもそれぞれの課題に挑戦して移住に至る姿や、福島県の人々との交流を通じて成長していく様子を、実在する場所やモデルとなる人物にインタビューを行い、そこから着想を得たストーリーをオムニバス形式で紡ぐ。
監督陣には、『君は放課後インソムニア』『初恋、ざらり』(テレビ東京系)などの池田千尋、 お笑いコンビ・ダブルブッキングのメンバーであり、映画『裏表紙』の脚本・監督を務めた川元文太、『架空OL日記』(読売テレビ)、『殺意の道程』(WOWOW)などの住田崇、映画『市子』の戸田彬弘、映画『チワワちゃん』『真夜中乙女戦争』の二宮健、是枝裕和監督、西川美和監督のもとで監督助手を務め、映画『夜明け』でデビューを果たした広瀬奈々子、そして『時効警察』(テレビ朝日系)や映画『大怪獣のあとしまつ』などの三木聡が務めている。
佐藤が演じたのは、第1話の主人公・中村優神。佐藤は実在の人物を演じるにあたり、「僕が演じるからこそ生まれるモデルの方との違いを出したかったので、声のトーンや歩き方などは自分が演じやすいようにさせていただきました」と役作りについて明かす。
福島での撮影については、「僕が馬の練習をしていると南相馬市の方が手取り足取り教えてくださり、人の温かさに触れられたのがうれしかったです。あらためて素敵なところだなと感じることができました」とコメント。
視聴者に繰り返し観てほしいポイントとしては、「夢を追う姿勢、自分の叶えたい夢に対する思いなど、悩んでいる方の背中を押してくれる物語ですので、ぜひ何度も見ていただきたいです」とメッセージを送った。
佐藤大樹(中村優神役)コメント
演じた人物に共感を覚える部分は?
南相馬市に行ったときにモデルになった方とお会いしました。「自分がこうなりたい」と掲げた目標に対して、ものすごい熱量で挑戦していたり、周りのことが見えなくなるぐらい物事に打ち込んだりする姿勢にはすごく共感できました。その方はもともと「馬術競技をメジャーにする」という夢を持っていましたが、僕もダンスを始めたときに「EXILEになる」と勝手に思い描いていたので、スタートも自分と似ている部分があるな、とすぐに意気投合しました。
実在する人物を演じる上で意識したこと
モデルの方をそのままコピーするように演じたら、ある意味僕が演じる必要はないのかなと思っていて、「佐藤大樹が演じる中村優神ってこうだよな」と自分なりに考えられたのはすごく大きかったと思います。僕が演じるからこそ生まれるモデルの方との違いを出したかったので、声のトーンや歩き方などは自分が演じやすいようにさせていただきました。
“中村優神”の「佐藤大樹的推しポイント」
優神は年齢の割に子どもっぽいのですが、その子どもっぽさが「面白いか・面白くないか」で自分の未来を決める性格にも通じていると思います。優神を見ていると、理由をつけて、やりたいことから逃げていた自分を鼓舞できるし、年齢や環境に左右されず、自分のやりたいことをやる美学を学ぶことができるんです。馬を通して彼の「出会いと成長」を見届けると、迷っていることや悩んでいることがあっても背中を押してくれるし、いろんなメッセージをもらえると思います。
優神の「共感できないな」と思うポイント
撮影中、監督から僕は「根が真面目」と言われたことがありました。否定するつもりはないんですけど(笑)、そこが優神と違うところだなと思いましたね。優神はある意味チャラいし、言動も軽く見られるんですけど、自分が演じたときにどうしても根の真面目さが出ちゃって……。最初は、彼になりきれない部分もありました。優神は物怖じしないし、人にどう思われるかあまり考えないタイプなのですが、自分は職業柄周りからどう見られるかを考えてしまう部分があったので、そこもちょっと違うのかなと思います。でも、彼の持っている根拠のない自信や行動力は、憧れる部分でもありました。
乗馬シーンについて
練習から大変ではありましたが、とにかく馬のことが好きになりましたし、乗馬に興味が湧きましたね。子どもの頃に、乗馬体験はしたことがあったんですけど、今回はかなり苦戦して……。でも、練習や本番もモデルの方のサポートのおかげで馬とコミュニケーションを取ることができましたし、最終日に馬と対面したとき、切ない気持ちになって心が通じたような気がしました。モデルの方からも「佐藤くんは乗馬のセンスがあると思うので、ぜひ習いに来てください」と言っていただいたくらい、馬と通じ合うことができたので、すごくいい思い出です。
福島県での撮影について
祖父母が福島県内に住んでいたので、子どもの頃から毎年必ず行っている場所で、訪れるたびに心が洗われる印象がありました。僕が馬の練習をしていると南相馬市の方が手取り足取り教えてくださり、人の温かさに触れられたのがうれしかったです。あらためて素敵なところだなと感じることができました。
撮影は楽しかったか
そうですね。地元の方がエキストラで参加してくださって、合間に福島県の方言のチェックをしていただいたり、僕の大好きな福島県のお菓子のCMソングを歌ったら喜んでくださったり……。お酒を飲んでいる設定のシーンでは、皆さん緊張されていたんですけど、積極的に話しかけることによって、全員で良い空気感を作ることができました。そういったコミュニケーションがあって作り上げられたドラマだったと思いますし、その撮影裏のやりとりが、ちゃんと画面に映っている作品だと思います。
インパクトを感じたシーン
厩舎に甲冑を持っていって馬の恐怖心を消すシーンです。馬と見つめ合って、自分のそれまで隠していた気持ちを吐露する場面なのですが、そのシーンはすごく大変でしたし、苦戦しました。
「野馬追(のまおい)」シーンについて
実際の「野馬追」で使用されていた甲冑だったので、いろんな方の魂も乗っていて、年季も入っていて、生半可な気持ちじゃ着られないと思いました。甲冑を着て口上を述べるシーンも、全体を通して僕の中で印象に残っている場面です。
繰り返し見てほしいポイント
馬とのシーンはどの場面も新鮮で思い出深かったので乗馬シーンと、「野馬追」に行く前夜の厩舎のシーン、あとは、最初に撮ったのがラストの馬との砂浜のシーンだったので、そこはぜひ見てほしいです。ちょっと初々しい僕の馬の扱いが見られると思います。全体としては、南相馬市の人々との出会いの中で優神がどう変わっていくのか……物語を通しての彼の成長は見てほしいところですね。
視聴者へメッセージ
僕が演じた中村優神からもらえるパワーは計り知れないものがあると思います。夢を追う姿勢、自分の叶えたい夢に対する思いなど、悩んでいる方の背中を押してくれる物語ですので、ぜひ何度も見ていただきたいです。
福島12市町村を舞台にした、実在する12名の移住者たちにフォーカスした1話完結のヒューマンドラマ。葛藤や挫折をしながらもそれぞれの課題に挑戦して移住に至る姿や、福島県の人々との交流を通じて成長していく様子を、実在する場所やモデルとなる人物にインタビューを行い、そこから着想を得たストーリーをオムニバス形式で紡ぐ。
■放送情報
ドラマ25『風のふく島』
テレビ東京ほかにて、毎週金曜24:42~25:13放送
BSテレ東にて、 毎週月曜24:00~24:30放送
福島テレビにて、3月放送予定
主演:青木柚、大友康平、北乃きい、黒木華、小西桜子、桜井ユキ、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)、渋川清彦、駿河太郎、豊本明長 (東京03)、 本田響矢、三浦貴大
声の出演:釘宮理恵
監督:池田千尋、川元文太(ダブルブッキング)、住田崇、戸田彬弘、二宮健、広瀬奈々子、三木聡
脚本:石黒朝衣、金子鈴幸、川元文太(ダブルブッキング)、熊本浩武、広瀬奈々子、深見シンジ、三木聡
企画・プロデュース:青野華生子
プロデューサー:梅山文郁(テレビ東京)、植田郁子(テレビ東京)、伴健治(さざなみ)、三好保洋(さざなみ)
制作:テレビ東京、さざなみ
制作協力:福島イノベーション・コースト構想推進機構、ふくしま12市町村移住支援センター
©︎「風のふく島」製作委員会
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/kazenofukushima/
公式X(旧Twitter):@tx_fukushima
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