2024年の年間ベスト企画

加藤よしきの「2024年 年間ベスト映画TOP10」 やっぱ映画館っていいですね

 そして1位の栄冠は……『ゴジラ×コング 新たなる帝国』へ! ザックリした映画に見えて、実は予算はそんなにかかってないんですね。いわば計算し尽くされたお祭り騒ぎ。お金の正しい使い方を見せてもらいました。

『ゴジラxコング』はアメリカンプロレスの怪獣版だ! 言葉を喋らないのに理解できる驚き

オレの名前はキングコング。デカい猿の怪獣だ。地底世界の戸亜留地区で暮らしてるが、オレには同族の仲間がいねー。人間は嫌いじゃねーけ…

 ちなみに泣く泣く削ったのは、『犯罪都市 PUNISHMENT』『バッドボーイズ RIDE OR DIE』『ドリーム・シナリオ』『侍タイムスリッパー』『ツイスターズ』『破墓/パミョ』『クワイエット・プレイス:DAY 1』などなど。そして次点の『ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” LAST HEAVEN』は初めて劇場で観て、「家で観るのと全然違う!」と驚いたので、入れました。デカい画面にデカい音。やっぱ映画館っていいですね。

 そんな映画館では、2025年も多くの話題作が控えています。ところが、既に試写で拝見した香港映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(2024年)がベスト1級の傑作で……。これを超える映画が出てくるかの勝負になります。いや、これは凄かったですよ。功夫映画として最高の映画です。同じく試写で拝見したジェイソン・ステイサム主演作『ビーキーパー』(2024年)や、人間不信一代記の『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』(2024年)も年間ベスト10級の素晴らしさ。2025年は1月からベスト10では悩むことになりそうで……ありがたいことです。

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