木村昴、『ワンピース』フランキー役は“運命”だった 誰にも負けないコーラ愛と歌唱力
木村の魅力の一つは、その確かな歌唱力だ。『ドラえもん』では音痴キャラのジャイアンを演じる一方で、Netflix作品『DEVILMAN crybaby』では不良役としてラップを披露。3DCG映画『スモールフット』日本語吹替版ではイエティのミーゴ役で歌唱力を存分に発揮した。TVアニメ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』では山田一郎を演じ、ヒップホップの才能を見せつけただけでなく、同作のライブステージでも精力的に活動。さらには映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』冒頭のマリオブラザーズのCMシーンでラップを担当するなど、その実力は各方面から高く評価されている。
もともとアニメファンの間では、実力派声優としてその名を知られていた木村。しかし近年、その知名度は急上昇している。宮野真守や津田健次郎など、実写作品でも活躍し国民的な知名度を誇る声優が増える中、木村もアニメの枠を超えた活動を広げ始めたことが、大きな転機となったといえるだろう。NHK大河ドラマ『どうする家康』で武将・渡辺守綱を演じたことを皮切りに、2024年7月期放送の木曜ドラマ『クラスメイトの女子、全員好きでした』(読売テレビ・日本テレビ系)で主演を務め、映画『赤羽骨子のボディガード』ではSnow Manのラウールと共演するなど、着実に国民的声優への道を歩んでいる。
その一方で、持ち前の明るいキャラクターと確かなトーク力を武器に、バラエティ番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)のレギュラー出演や恋愛リアリティーショー『LOVE CATCHER Japan』(ABEMA)のMCを務めるなど、活動の場を着実に広げている。豊かな表情とテンポの良いトークで、画面の向こうからも伝わってくる木村の楽しむ姿勢は、視聴者をも自然と笑顔にしてしまう。多彩な才能と親しみやすい人柄で、もはやアニメファンの枠を超え、幅広い層に“木村昴”の名が浸透しているといっても過言ではない。
そんな木村が、今度は世界的人気作品『ワンピース』のフランキー役を担当することは、ジャイアンに続く新たな代表作となることは間違いないだろう。アニメ、実写、バラエティと、あらゆるジャンルで輝きを放つ木村だからこそ、新フランキーにも新たな魅力を吹き込んでくれるはずだ。フランキーとの運命的な共通点も持つ木村は、その多彩な才能を『ワンピース』という大海原で存分に発揮し、どんな冒険を魅せてくれるのだろうか。
■放送情報
『ワンピース』
フジテレビ系にて、2025年4月6日(日)より毎週日曜23:15~23:45放送
キャスト:田中真弓(モンキー・D・ルフィ)、中井和哉(ロロノア・ゾロ)、岡村明美(ナミ)、山口勝平(ウソップ)、平田広明(サンジ)、大谷育江(トニートニー・チョッパー)、
山口由里子(ニコ・ロビン)、木村昴(フランキー)、チョー(ブルック)、宝亀克寿(ジンベエ)ほか
原作:尾田栄一郎 週刊『少年ジャンプ』(集英社)連載中
制作:フジテレビ・東映アニメーション
©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
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