尾田栄一郎にルフィ役イニャキ・ゴドイがインタビュー 実写版『ONE PIECE』S2特別映像
近日配信予定のNetflixシリーズ『ONE PIECE』より、ルフィ役イニャキ・ゴドイが原作者の尾田栄一郎に日本語でインタビューする特別映像が公開された。
『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の尾田栄一郎による同名コミックを実写ドラマ化した本作は、伝説の“海賊王”ゴール・D・ロジャーが残した“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を巡り、モンキー・D・ルフィ率いる海賊“麦わらの一味”が大海原へと繰り出す壮大な海洋冒険ロマン。シーズン2では、ローグタウン、リヴァース・マウンテン(双子岬)、ウイスキーピーク、リトルガーデン、ドラム島...とアラバスタ王国への道のりが紡がれていく。
世は大海賊時代。偉大なる海賊・赤髪のシャンクスに憧れる少年ルフィは、シャンクスと海での再会を約束。それから数年後、成長したルフィは海賊王を目指して大海原へ。予測不能な冒険の中で、ルフィ(イニャキ・ゴドイ)はゾロ(新田真剣佑)、ナミ(エミリー・ラッド)、ウソップ(ジェイコブ・ロメロ)、サンジ(タズ・スカイラー)ら信頼できる仲間たちと出会っていく。
公開された特別映像では、2024年1月から日本語の勉強を本格的に開始したというゴドイが、その上達ぶりを尾田に「本当にすごい!」と称賛され、照れながらも嬉しそうに質問をしていく。撮影現場は、もはやひとつの町かのような大規模なセットとなっており、感想を尋ねられた尾田は、「演技も見せてもらったし、何より大道具やでっかいセット、特殊効果、かつら、服、アクションのやり方…いろんなものを見せてもらって、本当に皆のこだわりに感動しました」と熱くコメント。その言葉を噛みしめつつゴドイが「シーズン1 はとても大変でしたが、今回は“偉大なる航路(グランドライン)”に行くので、全てが大きくてヤバい!なんで“グランドライン”はこんなに大変なんですか? 大変です! 尾田さん、私はとても疲れた(笑)」と“嬉しい悲鳴”をあげると、尾田は「あの世界において“グランドライン”というのは本当に一番過酷な海と言われていて、最初にお客さんをびっくりさせなきゃいけない。そのために巨人がいたり、必然的に賞金稼ぎっていう人たちがいっぱいいたり。人にとって真新しいことがたくさん起きるのが今回のシーズンだから、より大変なんだと思う」と語った。
続いてゴドイが「ルフィを演じれば演じるほど、最初は単純に思えても、実はもっと深くて面白いキャラクターだと気づきます。どうやってルフィというキャラクターを思いついたんですか?」と純粋な質問を投げかける。尾田は、「ルフィって僕にとって理想的な子どもなんです。大人になると、会社に入ってやりたいことができなくなったりとか、社会に出ると色々自由が効かなくなるのに、(ルフィは)子どもの心を持っているから何でも好き勝手にやっていく…っていう姿が多分、いろんな社会で頑張る大人たちや、これから社会に出ようとする子どもたちに魅力的に映るんだと思います。イニャキが元気にルフィを演じれば演じるほど、見てくれる人たちが元気になると思う」とエールを贈ると、ゴドイは「尾田さん大好きです!」と思わず歓喜。映像は2人の熱いハグで幕を閉じる。
■配信情報
Netflixシリーズ『ONE PIECE』
シーズン1:独占配信中、シーズン2:近日独占配信
共同ショーランナー・脚本家・製作総指揮:マット・オーウェンズ、ジョー・トラッツ
エグゼクティブ・プロデューサー:尾田栄一郎(原作者)、マーティ・アデルスタイン、ベッキー・クレメンツ(トゥモロー・スタジオ)、藤村哲哉、クリス・シムズ、スティーヴン・マエダ
出演:イニャキ・ゴドイ、新田真剣佑、エミリー・ラッド、ジェイコブ・ロメロ、タズ・スカイラー、イリア・アイソレリス・ポーリーノ、ジェフ・ウォード、マイケル・ドーマン
製作:トゥモロースタジオ、Netflix
©尾田栄一郎/集英社