小関裕太演じる大葉の内なる思いが暴発? 『あの夜を許してやりたいんだ』最終話配信開始
TBS火曜ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』のサイドストーリー『あの夜を許してやりたいんだ』の最終話が配信開始された。
『あの夜を許してやりたいんだ』は、『あのクズを殴ってやりたいんだ』にも登場するほこ美(奈緒)の実家「スナック明美」を舞台に、登場人物たちが腹を探り合うワンシチュエーション・ラブコメディ。本編では秘められた彼らの赤裸々な本音、悩み、葛藤、そして成長する姿が描かれる。
メインキャストは4名。大葉奏斗役の小関裕太をはじめ、玉井詩織(ももいろクローバーZ)、鳴海唯、浅野竣哉と、本編にも出演中の俳優が勢揃い。さらに特別ゲストとして、奈緒の出演も決定している。
好意を寄せるほこ美(奈緒)の妹・さや美(鳴海唯)にいい顔をしたい大葉(小関裕太)。なんとか大葉の気持ちを自分に惹きつけたい撫(玉井詩織)。そんな撫が生理的に苦手なさや美。そしてマイペースに場をかき乱すほこ美の職場の後輩・小島(浅野竣哉)。それぞれの欲望をむき出しにした4人は、スナックという閉鎖空間で一体何をしでかすのか。そして、ほこ美はそこにどう交わっていくのか。
最終話となる第5話では、大葉、撫、小島は、同僚のほこ美の実家「スナック明美」へ。店に入ると、カウンターには、ほこ美の妹・さや美が立っていた。それぞれの思惑が絡み合いつつも交流を深め、ようやく心を開いたかと思った矢先……カウンターから拳銃が見つかる。
偽物だと思いきや、さや美曰く、母・明美(斉藤由貴)の元カレに“怖い系”の人がおり、その男から護身用にもらったものだと言う。4人に緊張が走る中、大葉は安全とみんなの笑顔を守るのが自分の役目だと、拳銃を「道端で拾ったもの」として警察に届けようとする。
しかし、何を思ったか、突然小島が拳銃を奪い、自身のこめかみに銃口を向ける。3人は小島を落ち着かせようとするも、小島は「僕、社会人になって、生きているのか死んでいるのか分からないんです」と叫びながら、ひとりでにロシアンルーレットを始める。結果は空撃ち、「僕は生きてる!」と狂気的に笑う小島に対して、「二度とこんなバカなマネをするな!」と大葉は激怒するのだった。
拳銃をポケットにしまって出て行こうとする大葉、事態は一件落着に見えた。しかし、再度小島が大葉を挑発する。「あんたはその拳銃の引き金に手をかけている。一人になった瞬間、僕と同じことをして『生きてる』って実感するんだ!」。大葉がポケットから引き揚げた右手は、確かに拳銃の引き金に指をかけていた。観念した彼もまた、自身のこめかみに銃口を突きつける。
「本当のクズは僕だ。好きな女がどこぞの金髪にとられても執着もなければ、憎しみに支配されることもなかった! ただ長いものに巻かれて役所勤めして、習慣と妥協で一日を埋める! どんな理不尽にも作り笑いで受け流して、自分の本当の顔が思い出せない! こんな安っぽい魂を生かしておいて、今さら何になる?」
大葉は魂の叫びをあげ、ついその引き金を引き……。
■配信情報
火曜ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』サイドストーリー『あの夜を許してやりたいんだ』
TVerにて独占配信中
出演:小関裕太、鳴海唯、浅野竣哉、玉井詩織(ももいろクローバーZ)、奈緒
脚本:湯田美帆
プロデューサー:佐井大紀、戸村光来、宮﨑真佐子
演出:佐井大紀、伊藤弘晃
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