影山優佳が語る日向坂46卒業からの1年 「新しい道を切り開いていけるかは自分の努力次第」

影山優佳が振り返る日向坂46卒業からの1年

 現在放送中のドラマ『オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~Season2』(読売テレビ・日本テレビ系)で、飯豊まりえ演じる朱梨のバディ・滝沢美空を演じている影山優佳。日向坂46を卒業してから1年、役者としても躍進を続けている影山が思う『オクトー』シリーズの魅力とは。今後の展望や共演者とのエピソードなどについても、たっぷり語ってもらった。

滝沢は「視聴者が共感できるキャラ」

ーー影山さんが演じられている滝沢はものすごくカッコいい役ですよね。見た目も含めて。

影山優佳(以下、影山):自分でもすごく挑戦だなと思いました。とくに取り調べのシーンなんかは、専門用語が多かったので新鮮でしたね。

ーーかなり長台詞も多かったと思います。

影山:でも、あまり台詞覚えに苦労することなく、楽しんでやれました。

ーー実際に撮影してみていかがでしたか?

影山:“THE刑事もの”っぽい感じにはしたくないなと思っていたんです。だから、台詞の言い回しなどでどれだけその人の本性を出せるかを意識しました。たとえば、供述を読み上げる場面なんかは、硬くなりすぎてしまうと、台詞っぽくなってしまうので、滝沢がちょっと怒っている感じを出したり。監督からも、「こいつ、嫌いだなと思っているような感じもわかるようにしてほしい」という指示があったので、人間らしさを出せるように心がけていました。

ーー飯豊まりえさんが演じる朱梨とは対極に位置するキャラクターでもありますよね。

影山:そうですね。朱梨さんはクールで寡黙なキャラなので、そこの対比になる感じで。視聴者の方が感情を共感できるキャラクターになっていたらいいなと思います。

ーーご自身から見て、滝沢はどのような人物ですか?

影山:とにかくまっすぐでわかりやすいです。あとは、一つひとつの事件にちゃんと寄り添うための努力をしている子だなと思います。犯人に対して怒りの感情を覚えているのがすぐにわかったり。朱梨さんが感情を読み取らなくても、考えていることが手に取るようにわかるんですよね。朱梨さんや風早さん(浅香航大)が、「この人、何を考えているんだろう?」と謎めいたキャラクターだとしたら、滝沢は「わかる、わかる」と共感してもらえるタイプだと思います。

ーー影山さんご自身と似ている部分はありますか?

影山:何かを信じたいと思ったら、それを信じるために努力をするところですかね。頑固と言われると、そのとおりだなという感じなんですけど(笑)。自分の信念を持っていて、行動原理が明確な部分は、自分もそうありたいなと思わされます。

撮影中に飯豊まりえとシンクロ?

ーーSeason2からの参戦ということで、すでに出来上がっているチームに入っていくことに対して不安などはありましたか?

影山:もともと、『オクトー』のファンだったので、参加させていただけると聞いたときは、「光栄だな」と思いました。その一方で、出来上がっているチームにもう一色を入れるのは難しいことだとも思っていたので、そこはプレッシャーでした。

ーー共演者のみなさんとは、すぐに打ち解けることができましたか?

影山:顔合わせのとき、飯豊(まりえ)さんと浅香(航大)さんは「久しぶり!」という感じだったので、最初は「ああ、どうしようかな……」と思いました。でも、撮影が始まったらみなさん本当に優しくしてくださって。自分らしくいることができる現場だったので、すごくありがたかったです。

ーー座長の飯豊さんの力も大きかったのでしょうか?

影山:そうですね。より良いものを作るために突き詰めていく姿に、すごく影響を受けました。現場の明るい雰囲気も、まりえさんが作ってくださっていたものだと思います。わたしが長台詞に不安感を抱いているときも、「みんな間違えると思ってるから大丈夫だよ!」と笑わせてくれて、気がラクになりました。まりえさんも朱梨さんのように、感情を読み取るのがお上手な方だなと思います。

ーー撮影も終盤とのことですが、仲は深まりましたか?

影山:まりえさんとのシーンがいちばん多いので、たくさんお話しをさせていただきました。この間、最終回の撮影をしていたときに「朱梨と滝沢で同じ動作をしてください」と言われたことがあったんです。そのときに、一発でまったく同じタイミングで、まったく同じ動作ができたのに感動しました。こんなにシンクロできるくらいに心を通わせることができたのかなとうれしかったです。

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