いま最も放っておけない女優・森川葵 一筋縄ではいかないキャラを成立させる“キュートさ”

いま最も“放っておけない”女優・森川葵

 10月12日より日本テレビ系で放送がスタートする松下洸平主演の土ドラ9『放課後カルテ』。本作は、講談社『BE・LOVE』で連載された、日生マユの同名漫画が原作の“保健室ヒューマンドラマ”。

 そこに、森川葵が出演する。森川が演じるのは、主人公の牧野(松下洸平)が学校医として赴任した小学校の6年2組の担任・篠谷先生。いつも子どもたちのことを第一に考えている一生懸命な小学校教師だが、そのやる気が空回りしてしまうこともあるという役どころだ。

 同じく日本テレビ系列で放送された『街並み照らすヤツら』やフジテレビ系『大奥』、主演を務めたドラマ『訳アリ女ダイアリー』(TBS系)などでの活躍も話題となっていた森川。果たして、今回は、どんな演技を見せてくれるのか。

 『街並み照らすヤツら』では、主人公・正義(森本慎太郎)の妻、竹野彩を演じた森川。この彩というキャラクターは、今の生活には不満を感じているものの、なんだかんだ夫のことは大切に思っているという役どころ。生活のためにスナックで働いたり、強盗犯役を務めた際に彩に一目惚れしたシュン(曽田陵介)から言い寄られたりと、なかなかに型破りな役を演じていた。

 思えば、森川の演じた役は、ヒロインと言いつつも、王道ヒロインではない場合が多い。『ナンバMG5』(フジテレビ系)の出演時でのインタビューで森川は「ヒロイン役でありながら、信じられない行動を取ったり、悪巧みをするような表情をしたりする、普通じゃないヒロインなので、私向きなのかなと感じました」と分析していたのが印象的だった。(※)

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 これは、放送を控える『放課後カルテ』での篠谷先生でも言えそうなこと。森川なら、子どもたちを思う気持ちはありつつも、やる気が空回りしてしまうさまを、わざとらしすぎず、視聴者からキュートに見えるバランス感覚で演じてくれるのではと期待してしまう。

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