反町隆史×杉野遥亮、“年の差バディ”への熱い意気込み 世代が違っても「見ている方向は一緒」

反町隆史×杉野遥亮が語る、凸凹バディの魅力

 反町隆史と杉野遥亮がW主演を務めるフジテレビの“火9”ドラマ『オクラ』が10月8日にスタートする。

 人情味溢れる昭和刑事・飛鷹千寿(反町隆史)と、クールなタイパ重視の令和刑事・不破利己(杉野遥亮)が、長期間未解決となっているオクラ(お蔵入り)状態の事件に挑むヒューマンミステリーエンターテインメント。かつて大ヒット作品を連発した火曜21時ドラマが、フジテレビ制作としては2015年の『ゴーストライター』以来約9年の時を経て復活。さらにドラマ『電車男』(フジテレビ系)や映画『テルマエ・ロマエ』などの武藤将吾が脚本を担当することでも話題を集めている。

 本作で初共演を果たす反町と杉野に、クランクイン前の貴重なタイミングでインタビュー。“こんなバディにしていきたい”という熱い思いを語ってくれた。

“2人の関係値”は物語が進むごとに変化していく

ーーまだクランクイン前ですが、それぞれ現在の心境を聞かせてください。

反町隆史(以下、反町):前回は(26年ぶりに復活した)『GTO』(カンテレ・フジテレビ系)をやったので、これから(フジテレビでは)先生と刑事を交互にやり続けようかなと思っています(笑)。

杉野遥亮(以下、杉野):楽しみな面もありますけど、初めてのことも多いので緊張します。反町さんともお会いするのは今日で2回目ですし、ちょっとドキドキします(笑)。

ーー脚本を読んだ率直な感想を教えてください。

反町:「スピード感のある本だな」というのが第一印象でした。割とテンポが早いのかなと感じたのですが、事件のシーンなど、シリアスな部分は大事に演じていきたいと思っています。

杉野:面白いなと思いました。「このシーン笑えるな」「こうしていきたいな」と、自分の中で想像が膨らむ台本だったので、すごく楽しみです。刑事ドラマは初めてなので、自分がこの作品でどう成長していくのかも楽しんでいけたらと思います。

ーーご自身が演じるキャラクターについてどんな印象を持ちましたか?

反町:僕の役は、意外とお茶目で昭和の親父みたいなところがありながら、信念を貫き通す刑事と振り幅が大きいので、そこは意識してやっていきたいと思います。

杉野:今まで自分が演じたことがないようなキャラクターだったので、新鮮でした。ただ、まだ自分でも分かっていない部分もあるので、今後台本が上がるにつれて、不破利己という人物に寄り添っていければいいなと思っています。

ーー「こんなバディにしていきたい」という理想があれば教えてください。

反町:世代が違う2人の刑事が迷宮入りの事件を解決していく話なのですが、視聴者の方には、どこか面白おかしく、時には真剣に事件に向き合う2人を「いいかたち」で届けられればいいなと思っております。千寿と利己は言い合うこともあるのですが、「過去の事件が野放しになっているのは許せない」と見ている方向は一緒なんですよね。そこは大事にしていきたいです。

杉野:話が進むにつれて、2人の関係値も変わってくるだろうなと思うので、その過程をしっかり演じていきたいなと思っています。台本を読んでいても「この2人、素敵だな」と思うシーンがたくさんあったので、観ている方にその良さが伝わるようにしたいです。

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