櫻坂46 藤吉夏鈴が放つ、唯一無二な“ミステリアスさ”の正体 我々を魅了する表情の豊かさ

 クライマックスとなる演説シーンには、かさねの魂を受け継いだ新聞部としてのジャーナリズムが強く表れている。学園の理事長・沼原(髙嶋政宏)を睨み付ける眼光の鋭さ、その一方で好奇心に突き動かされる衝動と自分の芯を持ったどこまでも真っ直ぐな純真さが、トロッ子にはある。

 「いまはとにかくお芝居をやりたい」「グループの外に出て、また戻ってきたときに、グループにいい影響を生み出せるようになりたい」とインタビューで語っている藤吉。(※)彼女が初めてセンターを務めた「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」は、本記事公開時点(8月19日)で櫻坂46として最も再生回数の多いMVとなっており、その理由の一つとしてこれまでにない藤吉の満面の笑みがBuddies(櫻坂46のファンの呼称)を惹きつけたことにある。今「Start over!」MVには『新米記者トロッ子』パンフレットにあるQRコード(劇中でお馴染み)から飛んできた映画鑑賞者からのコメントが多く寄せられており、中には初めて櫻坂46としての藤吉に触れ、そのギャップに驚いたという声も見受けられる。作品ごとに生まれるまだ見ぬ表情。それが藤吉から感じる独特の正体であり、代替えできない唯一無二の個性だ。

参照
https://realsound.jp/movie/2024/08/post-1750378.html

■公開情報
『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』
テアトル新宿、グランドシネマサンシャイン 池袋ほかにて公開中
出演:藤吉夏鈴(櫻坂46)、髙石あかり、久間田琳加、中井友望、綱啓永、外原寧々、ゆうたろう、八木響生、筧美和子、石倉三郎、髙嶋政宏
監督:小林啓一
脚本:大野大輔
原案:宮川彰太郎
企画:直井卓俊
エグゼクティブプロデューサー:佐藤現
プロデューサー:久保和明、浅木大、松嶋翔
音楽・主題歌:クレナズム「リベリオン」(MMM RECORDS / RED)
製作幹事:東映ビデオ
制作プロダクション:レオーネ
配給:東映ビデオ、SPOTTED PRODUCTIONS
カラー/ビスタサイズ/5.1ch/98分
©︎2024「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」製作委員会
公式サイト:torokko-movie.jp
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公式Instagram:https://www.instagram.com/torokko_movie/

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