フランク・マーシャルも絶賛 『ツイスターズ』リー・アイザック・チョン監督の手腕

 8月1日より公開中の映画『ツイスターズ』のスタッフやキャストによるリー・アイザック・チョン監督への賞賛コメントが到着した。

 本作は、『ジュラシック・ワールド』の製作陣が手がけたアクションアドベンチャー。第93回アカデミー賞で6部門にノミネートされた『ミナリ』のリー・アイザック・チョンが監督を務めた。

 アイザック・チョン監督はエモーショナルなドラマを得意とし、本作でも竜巻モンスターに立ち向かう寄せ集めチームを通してその手腕を発揮しているが、実は得意としているのはドラマ面だけではない。アイザック・チョンは、『スター・ウォーズ』の世界観とストーリーを展開する実写ドラマシリーズ『マンダロリアン』シーズン3も手がけている。そして本作における“臨場感溢れる映像”という点でも負けず劣らずの手腕を発揮していたことをキャストやスタッフが断言。『ジュラシック・ワールド』シリーズや『インディ・ジョーンズ』シリーズなどこれまで数多くの作品を手がけてきたプロデューサーのフランク・マーシャルも、「彼こそ本物の映画監督」と太鼓判を押している。

 気象学の天才ケイト(デイジー・エドガー=ジョーンズ)、竜巻チェイサーのタイラー(グレン・パウエル)、竜巻リサーチ会社CEOのハビ(アンソニー・ラモス)など、知識も性格もバラバラな寄せ集めチームが、富士山より高く新幹線よりも速い竜巻モンスター<ツイスターズ>へと立ち向かっていく本作を手がけたアイザック・チョン監督についてマーシャルは、「彼が『ミナリ』で成し遂げたことは素晴らしかった。キャラクター、ストーリー、ドラマなどの表現に優れていることは知っていたんだ。ただ、私が知らなかったのは彼が壮大なスケールのアクションや特殊効果を扱えるかどうかだった。そこで彼の過去の仕事を観たところ、私は彼がアクション・アドベンチャーというジャンルでのカメラの位置やストーリーの運び方を熟知した才能ある映画監督でもある」と、ジャンルに左右されない監督としての可能性に惹かれたことを告白。「本作について話したときも、強いビジョンを持っていた」と観る者を圧倒する竜巻モンスターを描く準備ができていたことを語った。

 そして撮影ではマーシャルも絶賛する通りの監督の手腕が発揮されたそうで、ハビ役のアンソニー・ラモスは「あるシーンで、巨大な放水機と送風機を設置してグレン・パウエルと僕に風を浴びせかけたんだ。僕たちは建物の外を見てケイトを探すはずなのに、目も開けられないほど強烈だったよ(笑)。でも真面目な話、監督が成し遂げたことは素晴らしかったんだ。セットのスケール、細部へのこだわり、竜巻の表現のリアルさなど、彼は僕たち俳優のためにとてもリアルな世界を作り上げてくれた。その中で撮影するのはとてもスリリングだったよ」と撮影時のエピソードを明かした。

■公開情報
『ツイスターズ』
全国公開中
監督:リー・アイザック・チョン
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、トーマス・ヘイスリップ、アシュリー・ジェイ・サンドバーグ
脚本:マーク・L・スミス
製作:フランク・マーシャル、パトリック・クローリー
出演:デイジー・エドガー=ジョーンズ、グレン・パウエル、アンソニー・ラモス、ブライドン・ペレア、キーナン・シプカ、デヴィッド・コレンスウェット
配給: ワーナー・ブラザース映画
©️2024 UNIVERSAL STUDIOS,WARNER BROS.ENT.& AMBLIN ENTERTAINMENT,INC.
公式サイト: twisters-movie.jp

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