ドナルド・トランプ、イーロン・マスクも! 実は映画やドラマに登場していた実業家7人

 アメリカでは俳優以外のセレブ、例えばプロスポーツ選手やシンガー、政治家などがハリウッド作品にカメオ出演するケースが少なくないが、実業家も例外ではない。そこで、意外にも実は映画やドラマに登場していた著名実業家7人を紹介したい。

ドナルド・トランプ

 第45代米国大統領になる前、実業家として名を馳せていたドナルド・トランプはタレントとしても活動もしていた。やはり一番記憶に残る作品は、1990年代を代表するファミリーコメディ映画『ホーム・アローン2』(1992年)だろう。劇中でトランプは、1人でニューヨークにやって来た主人公ケビンが、プラザホテル内でロビーの場所を尋ねるシーンに本人役で登場。当時、トランプがプラザホテルを所有していた関係で、出演が実現したという。

 そのほか、故デヴィッド・ボウイも姿を見せたコメディ映画『ズーランダー』(2001年)、サンドラ・ブロック主演のロマンティックコメディ『トゥー・ウィークス・ノーティス』(2002年)にもカメオ出演。1990年代にはドラマシリーズに数多く登場しており、『セックス・アンド・ザ・シティ』シーズン2(1999年)、マイケル・J・フォックス主演の『スピン・シティ』シーズン2(1998年)などに姿を見せ、どの作品でも本人役を演じている。おそらくトランプの人柄からして、自分以外のキャラクターを演じることはなさそうだ。

イーロン・マスク

イーロン・マスク(写真:REX/アフロ)

 過去に世界長者番付でナンバーワンになったこともある大富豪で、テスラやスペースX、旧TwitterのXでも知られる実業家のイーロン・マスクは、母親が現役モデルという芸能一家で育ったからか、しっかりハリウッド作品に出演している。トランプのように数こそ多くはないものの、マーベル映画『アイアンマン2』(2010年)では本人役で出演し、「次は電気飛行機を作るよ」とのセリフを言っていた。また、大人気オタクドラマ『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』シーズン9第9話(2015年)にもカメオ出演している。

ビル・ゲイツ

ビル・ゲイツ(写真:REX/アフロ)

 マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツは芸能界と縁がなさそうだが、そのイメージに反してシットコム『そりゃないぜ!? フレイジャー』シーズン9(2001年)の記念すべき第200話目に本人役で出演。主人公でラジオ番組の精神科医、フレイジャー・クレインのスタジオにゲストとして呼ばれたゲイツが、リスナーから電話を受けるシーンを演じた。そのほかには、IT企業の聖地を舞台にしたオタクドラマ『シリコンバレー』シーズン6(2019年)にも本人役で登場している。

ジェフ・ベゾス

ジェフ・ベゾス(写真:REX/アフロ)

 Amazonの共同創設者で取締役会長も務めるジェフ・ベゾスは、宇宙を舞台に星間戦争を描く映画『スター・トレック BEYOND』(2016年)に士官学校スターフリートの士官としてカメオ出演。ベゾスは同作の公開から約5年後、自身が所有する宇宙開発企業「ブルー・オリジン」の初有人飛行に搭乗し、短時間ながらも宇宙旅行を体験した。もしかしたら、『スター・トレック BEYOND』の撮影中も、実際に宇宙を旅する自身を想像しながら役を演じたのかもしれない。なお、2022年3月にAmazonは映画スタジオのMGMの買収を完了し、今まで以上に映画やドラマシリーズの製作に力を入れているため、将来的にAmazon製作の作品でベゾスの姿を目にする可能性もありそうだ。

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