古川琴音「自分自身、やりきったなという思い」 恋愛映画初ヒロインを横田真悠と語り合う
SixTONESの京本大我が主演を務めた映画『言えない秘密』は、音楽大学を舞台に“運命的な出逢い”を果たした音大生の恋模様を描いたミステリアスなラブストーリーだ。過去の出来事から思うようにピアノが弾けなくなってしまった音大生・湊人役で京本が主演を務め、ある“秘密”を抱えた謎めいた音大生・雪乃役を古川琴音が演じた。本作で恋愛映画初ヒロインに挑んだ古川と、湊人に想いを寄せる幼なじみ・浅野ひかりを演じた横田真悠に、初共演の感想や撮影時のエピソードを語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】
目まぐるしくすぎていった1カ月の撮影期間
ーーお会いするのは撮影以来だそうですね。今回初共演となりましたが、いかがでしたか?
古川琴音(以下、古川):それがなかなか共演シーンがなくて……(笑)。
横田真悠(以下、横田):そうなんです(笑)。
古川:しかも数少ない共演シーンの日がすごく暑くて。だからお互い「暑くないですか?」って聞きながら撮影していた記憶があります。
横田:もともと古川さんのことはかわいいと思っていたので、ご一緒できてすごく嬉しかったです。
古川:真悠ちゃんは一番最初の撮影が湊人(京本大我)とのキスシーンだったんですよね。それは大変そうだなと思っていました。
横田:そうなんですよ。京本(大我)さんとお会いするのも初めてだったので、気持ちの持っていき方が結構大変で。以前も別の作品でいきなりピークのシーンを撮影することがあったんですけど、海外では大事なシーンから撮ることが多いらしくて、いろいろと勉強になりました。
古川:私は割と台本の順番通りに撮ってもらっていて。一番大事なシーンを先に撮ったらあとは気持ち的にラクになっていくのか、もしくはいきなり大事なシーンを撮るほうが大変なのか、すごく気になっていて。
横田:めっちゃ大変でした(笑)。
古川:(笑)。
横田:難しかったです。正解がわからなくて。
ーー古川さんは今回が恋愛映画初ヒロインということで。
古川:いままでこういう役をいただいたことがなかったので、自分がやりたかった青春を全部詰め込んだような、とても濃い1カ月の撮影期間でした。撮影の合間には京本くんと2人でピアノの練習もしていたんです。なので本当に目まぐるしくすぎていった1カ月間でしたね。
横田:現場で2人がピアノの練習をしている音が聞こえてくるんですよ。それがめちゃくちゃすごくて。
古川:ピアノは幼稚園から小学校にかけて5年間くらいやっていたんですけど、撮影に入るまでに15年間くらいブランクがあったので、心配していたんです。でも始めてみたら、意外と戻ってくるものなんです。指を早く動かしたりはできないんですけど、楽譜は読めますし、なんとか両手で弾いて形にはできたので、チャレンジしてよかったなと思いました。京本くんは本当にゼロからのスタートで私より大変だったはずなんですけど、短い期間で弾けるようになっていたので、すごいなと思いながら横で見ていました。
ーーお2人とも京本さんとは初共演ですよね。どんな方でしたか?
古川:お会いする前はアイドルの印象が強くて、“クールな王子様”みたいなイメージだったんです。でも実際に会って撮影していくにつれて、結構お茶目だったり、いたずらっ子っぽい部分が見えてきて、面白い方なんだなと思いました。すごくナチュラルで飾らない、素敵な方でした。
横田:私も最初はクールなイメージが強かったです。でも現場では、誰に対しても同じように接してくださるし、無邪気で少年のようなところもあって。すごく遊び心のある方なんだなと思いました。
古川:ピアノを弾くシーンなんかは本当に難しかったと思うんですけど、その苦労が全然見えなかったんです。もしかしたらあえて見せないようにしていたのかもしれませんが、さらっとやれてしまうところがスターだなと思いました。