役所広司の絶賛コメントやカンヌでの様子も 『ぼくのお日さま』予告編&新場面写真公開
奥山大史監督作『ぼくのお日さま』の予告編と場面写真が公開された。
『僕はイエス様が嫌い』の奥山監督の商業映画デビュー作となる本作は、雪の降る街を舞台に、吃音をもつホッケー少年のタクヤと、フュギュアスケートを学ぶ少女さくら、そして元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ・荒川の3人の視点で紡がれる物語。本作は第26回台北映画祭で「審査員特別賞」「観客賞」「台湾監督協会賞」をトリプル受賞。いずれの賞も日本人監督による作品が受賞するのは初となる。
タクヤを本作が映画初主演となる越山敬達、さくらをアイスダンスで全日本フィギュアスケートノービス選手権大会にも出場経験のある中西希亜良が演じる。さくらのコーチ・荒川役は池松壮亮が務める。
吃音をもつホッケー少年・タクヤ(越山敬達)は、「月の光」に合わせフィギュアスケートを練習する少女・さくら(越山敬達)の姿に、心を奪われてしまう。ある日、さくらのコーチ荒川(池松壮亮)は、ホッケー靴のままフィギュアのステップを真似て何度も転ぶタクヤを見つける。タクヤの恋の応援をしたくなった荒川は、スケート靴を貸してあげ、タクヤの練習をつきあうことに。しばらくして荒川の提案から、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの練習をはじめることになり……。
公開された予告は、先日開催された第77回カンヌ国際映画祭で本作がワールドプレミア上映され、満席の客席からスタンディングオベーションであたたかい喝采をあびるシーンから始まる。そして、昨年の第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞に輝いた役所広司の「清潔で美しい映画でした。全ての俳優さんが魅力的でした。奥山監督の俳優の自然な魅力を捉える見事な演出と映画的センスが素晴らしい」というコメントが。
雪が積もる街の中、初めてのアイスダンスのレッスンに熱中するタクヤとさくら、そんな彼らに寄り添いながら導くコーチ荒川の姿を映し出し、「雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、小さな恋たちの物語」を伝える映像となっている。
あわせて公開された場面写真は、まばゆい光があふれるスケートリンクでアイスダンスのレッスンを受ける、タクヤ、さくら、スケートのコーチ荒川の姿を捉えたもの。初めてのペアダンスで戸惑いながらも、それぞれの想いを叶えるためまっすぐに進む3人の、繊細な瞬間が切り取られている。
■公開情報
『ぼくのお日さま』
9月6日(金)から9月8日(日)テアトル新宿、TOHO シネマズシャンテにて先行公開
9月13日(金)より全国公開
監督・撮影・脚本・編集:奥山大史
出演:越山敬達、中西希亜良、池松壮亮、若葉竜也、山田真歩、潤浩ほか
主題歌:ハンバート ハンバート「ぼくのお日さま」
配給:東京テアトル
©2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
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