赤楚衛二が語る、20代の頃からの変化 「できれば30代のうちに、年相応に見られたい」

「ライアン・ゴズリングになりたいと思っていました」


――3月に30歳を迎えた赤楚さん。今回のドラマは30代初のドラマ出演となりますが、気持ちに変化はありますか?

赤楚:今回演じる役は振り回されるところから振り回していくところまで、幅広く演じられるようなポジションだと感じています。そのような役は、今の僕の年齢で演じるにはピッタリだなと感じています。ちょうど30歳になるタイミングで海斗を演じられるのは、本当に嬉しいです。

――先輩もいて後輩もいる、中間的なポジションを担うことが多いのではないかと感じます。実際、20代から30代になるにあたって現場でのポジションに変化はありますか?

赤楚:現場でのポジションはわからないのですが、後輩は去年から急激に増えました。後輩とご飯に行く機会も増えて、いつの間にか僕が支払ってるようなことも増えたというか。でも、一緒に来てくれるのが嬉しいから払っちゃいますけどね。先輩にも同じようにやってもらっていたので。

――そういう場合は、後輩の方から声をかけられるのか、赤楚さんから誘うのか、どちらでしょう?

赤楚:どちらかというと僕からですかね。寂しいから「行こうよ」って。

――自分自身で変化したなと感じることはありますか?

赤楚:20代の頃のがむしゃら感がなくなりつつ、少しクレバーにもなった気はします。例えば、周りの人のことを見られるようになったのが結構大きいかなと。余裕がないと相手がどう思っているかよりも、自分がこうしたいというのが強いときもあるのですが、あまり不快さを与えないように振る舞えているんじゃないかなと思います。お仕事もプライベートも頭を使いつつ、深く広く楽しんでいくのが理想ですね。

――理想の大人としていた方などはいますか?

赤楚:ライアン・ゴズリングになりたいと思っていました。風貌、所作が完璧というか、いい男ってああいうことなんだろうなって憧れていたので。たぶん、昔からのインタビューでも言っていたと思います。でも、途中で気づいたんですよね。俺には無理だって。

――なぜですか?

赤楚:大人な部分や年相応な部分も出てきたんですけど、少年の心が全然取れなくて。「ああ、俺このままじゃ、半分子供人間だ」って思うんです。できれば30代のうちに、年相応には見られたいですけどね。でも、もし学生役をやれるんなら、それはそれで嬉しいですけど。

――そう考えると、今回演じる役は年相応ですね。

赤楚:そうですね。自分よりも、ほんのちょっと年上ぐらい。大人感を出すために、落ち着きを見せたり、重心を少し下げてみてはいます。

■放送情報
木曜劇場『Re:リベンジ-欲望の果てに-』
フジテレビ系にて、4月11日(木)スタート 毎週木曜22:00〜22:54放送
※初回15分拡大
出演:赤楚衛二、錦戸亮、芳根京子、見上愛、梶原善、青木柚、白山乃愛、利重剛、小木茂光、光石研、余貴美子、笹野高史
企画:藤野良太
脚本:伊東忍ほか主題歌:Stray Kids『WHY?』(Sony Music Labels Inc.)
音楽:堤裕介
企画:藤野良太
プロデュース:足立遼太朗
演出:金井紘、柳沢凌介
制作協力:storyboard
制作著作:フジテレビ
©フジテレビ

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