『魅惑の人』クライマックス目前! ついにチョ・ジョンソクがシン・セギョンの正体を知る

 インとヒスの仲が深まるにつれ、インの伯父で朝廷の権力者である領府事パク・ジョンファン(イ・ギュフェ)とインとの対立が激化していく。インは、ヒスに自分が王へと即位した経緯を打ち明け、自分を責めてきたことを吐露する。インは、ヒスが自分を軽蔑し、自分から離れると思っていたが、ヒスはインを優しく抱きしめる。このシーンのインとヒスのやり取りも心震わせる熱演が続く見応えのあるシーンとなっている。インが、これまで誰にも打ち明けられず、常に自分を責めてきただろう、先王である兄の遺教(遺言)を無視したこと。そのことをヒスは、インが世子と公主を守るために自ら罪人になったのだと全肯定する。そしてヒスは、「私はこの3年間地獄をさまよっていました。ですが王様は今も地獄におられます」と言い、「私がおそばにいます。共に耐え、王様のお力に」とインと強く抱き合い、ふたりして涙を流す。

 インとヒスの心がしっかりと通い合い、インの絶対的な味方となったヒス。一方、ジョンファンは、自分を失脚させようとするインを亡き者にしようと、トン尚宮(パク・イェヨン)を脅して毒薬を渡すのだった。

 インの即位に伴う陰謀がついに明かされようとするところで、インが絶体絶命の危機を迎えて物語は次回へ続く形となった。インを慕い続けてきたトン尚宮は、どんな選択をするのだろうか。彼女もまた、宮廷で権力者たちによって駒のように使われた不憫な女性だ。全編に渡り、視聴者を物語の世界に没入させる、チョ・ジョンソクの心震わせる演技と、それを受ける俳優陣たちの演技の濃密な応酬を最後まで見守り楽しみたい。

■配信情報
『魅惑の人』
Netflixにて配信中
出演:チョ・ジョンソク、シン・セギョン、イ・シニョン、パク・イェヨン
演出:チョ・ナムグク
脚本:キム・ソンドク
(写真はtvN公式サイトより)

関連記事