エマ・ワトソン、グレタ・ガーウィグに続く歩み 『ハリー・ポッター』ハーマイオニーの今

 ワトソンのように、俳優から監督へ転身するケースには、多くの成功事例が存在する。その一例が、ワトソン自身も出演した『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で監督として世界的に名を残したグレタ・ガーウィグである。彼女はもともと脚本家を目指していたが、俳優業からキャリアをスタートさせた。

 ガーウィグはシアーシャ・ローナンとティモシー・シャラメを主演に迎えた『レディ・バード』(2017年)で監督デビューを飾り、この作品でアカデミー賞やゴールデングローブ賞に複数ノミネートされた。彼女はまた『バービー』(2023年)の監督を務め、現在ハリウッドで最も注目される女性監督の一人として知られている。

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 また、ワトソンと同様に、『マレフィセント』(2014年)でディズニーの実写映画に出演したアンジェリーナ・ジョリーも、監督・プロデューサーとしての才能も発揮している有名な例だ。彼女は、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を扱った『最愛の大地』(2011年)で監督デビューを果たした。その後、『白い帽子の女』(2015年)では、当時の夫ブラッド・ピットと共演し、冷め切った夫婦の関係を描いている。

 『ハリー・ポッター』シリーズの出演者たちはそれぞれ、素晴らしい成長を遂げているが、ワトソンのキャリアは特に目覚ましいものがある。幼い頃からその非凡な才能を発揮し、映画界の光り輝く星として注目されてきたワトソン。ある意味で、その俳優としてのキャリアは一つの頂点に達したのかもしれない。

金曜ロードショー「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」1月26日放送

 現在のワトソンはカメラの前だけでなく、裏側での活躍も期待されている存在だ。彼女のトップスターとしてのカリスマ性と努力に裏付けられた実力は、今後の映画業界に新しい息吹をもたらすことだろう。

■放送情報
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
日本テレビ系にて、1月26日(金)21:00〜23:24放送
※放送枠30分拡大
原作:J・K・ローリング
監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ゲイリー・オールドマン、マギー・スミス、アラン・リックマン
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