知れば知るほど沼が深くなる! 幅広い役どころで魅了するパク・ソジュンの出演作3選

スカッとするヒューマンドラマ『梨泰院クラス』

『梨泰院クラス』(JTBC公式サイトより)

 復讐のために飲食店を始めた男性と、心の痛みを抱えた仲間たちの成長過程を描くヒューマンドラマ『梨泰院クラス』。警察官を目指す高校生のパク・セロイ(パク・ソジュン)は、いじめられているクラスメイトを助けようとして大手外食企業の長屋(チャンガ)の会長と息子に目をつけられてしまう。程なく、息子が引き起こした事故によって父の命を奪われ、物語はどん底から始まる。高校を中退し、夢を絶たれ、前科者となった天涯孤独のセロイが、仲間と共に“タンバム”を立ち上げ……。

 パク・ソジュンは、強い信念を持ち前へ進み続ける主人公パク・セロイを演じた。父を亡くした時に爆発した感情と、その後の顔つきの変化は、画面越しに彼の覚悟を感じるほどだ。そして、どれだけ壁が立ちはだかろうと揺るがないセロイの力強い眼差しが印象的で、パク・ソジュンの“人生キャラクター”をまた一つ更新したと言っても過言ではない。また、劇中で彼が従業員たちへ贈るセリフが見どころの一つで、忙しい日々に疲れた時こそ会いたくなるキャラクターだ。「逃げてもいい。いや、悪くないのに“逃げる”のは変だ」「お前はお前だから。他人を納得させなくていい。」など、真っ直ぐ語りかけてくれるシーンに涙が止まらなくなる。演技には見えないナチュラルさや、カリスマ性と親近感を兼ね揃えた温かいキャラクターは、パク・ソジュンだからこそ一層愛されたのではないだろうか。

等身大の恋愛と夢を追う成長物語『サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜』

『サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜』(KBS公式サイトより)

 子どもの頃の夢を諦めた幼なじみの2人が、もう一度夢に向かって走り出す姿を描いた今作。元テコンドー選手のコ・ドンマン(パク・ソジュン)は、ある過去によってスポーツから離れて暮らしていた。一方、幼なじみのチェ・エラ(キム・ジウォン)は、アナウンサーになるという夢を諦めデパートの案内係として働いていた。“お隣さん”として近所に暮らし、仕事が上手くいかず泣きたくなるような時は、互いに励まし、心配し合う日々。そんな彼らに、転機が訪れ、再び夢を叶えようと動き出していく。そして、友達だったはずの2人の関係性が少しずつ変化し、いつしか“サム”の関係から恋人へと発展していき……。

 今作でエラの幼なじみドンマンを演じるのが、パク・ソジュンだ。彼女がピンチの時は、思いっきり泣ける居場所を作ってくれ、「あなたはそのままで立派だから」と自信を持たせて前を向かせてくれ、いつも隣を伴走してくれる。劇中では、パク・ソジュンの飾らない等身大な演技が終始心地よく、一度観ると大好きになってしまうはず。そして、友達としてのハグから恋人としてのハグまでを演じ分け、急な感情のスイッチと共に視聴者をキュンキュンさせてしまうと思う。本作では、プライベートでも仲の良いチェ・ウシクとも共演しており、是非最後まで堪能いただきたい。

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