新たなドラマに出るたびに大きな話題を呼び、“人生キャラクター”を常に更新し続ける人気俳優パク・ソジュン。ラブコメか、ヒューマンドラマまで幅広く活躍しており、最近ではハリウッドデビューまで果たした。バラエティ番組では、料理上手な一面や面倒見の良い優しい一面が垣間見え、知れば知るほど沼が深くなる。本稿では、そんな彼の出演作を紹介していきたい。

悶絶必至！　キュンキュンラブコメ『キム秘書はいったい、なぜ？』

　超がつくほどのナルシストな御曹司と、敏腕秘書の恋愛物語『キム秘書はいったい、なぜ？』。ユミョングループの副会長イ・ヨンジュンは、仕事も容姿も完璧で、自分が大好き。そんな彼の側で9年間秘書として働いてきたキム・ミソ（パク・ミニョン）は、ある日突然退職したいとヨンジュンに伝える。「好きにしろ」とミソに言うヨンジュンだが、内心は状況が全く飲み込めず、気が気でない日々を過ごす。なんとか彼女と働き続けたいヨンジュンは、「自分の人生を歩みたい」と願うミソに猛アプローチを始め……。

　副会長イ・ヨンジュンを演じるパク・ソジュン。常に自信たっぷりで仕事に厳しく上から目線なキャラクターだが、嫌いになれないのが魅力の一つだ。仕事で見せる一面とは真逆で、恋愛には不慣れなヨンジュン。時に悩みすぎておでこに吹き出物ができて困惑したり、時にミソが自分のことを好きだと勘違いしたりと、一つ一つの行動に人間味があって、観ていてとにかくかわいい。さらに、色気×力強さのスイッチが入った瞬間、キス職人が舞い降りて心臓が破裂しそうな悶絶シーンを生み出していく。優しい壁ドンキスや、三角座りからのクローゼットキスなど、観ているこちらが叫ばずにはいられないはず。まるでアクションシーンを見ているかのようなパク・ソジュンの瞬時の振る舞いや自然な演技が流石で、何度も観たくなる作品だ。「シャツのボタンをここで……！」など現場で打ち合わせしながら撮影が進んでいく様子がメイキングに収められており、是非セットでの視聴をおすすめしたい。カットの声と共に、くしゃっとした笑顔でいたずらっ子のように笑うパク・ソジュンに一層沼落ちしてしまうはず。