神木隆之介&浜辺美波、杉咲花&若葉竜也も “ロス”を埋める朝ドラキャストの再共演

 同じく絶賛上映中の映画『ゴジラ-1.0』で再共演したのは、『らんまん』夫婦コンビの神木隆之介と浜辺美波だ。日本を代表する植物学者の牧野富太郎とその妻・壽衛をモデルにした万太郎と寿恵子は一言でいえば、微笑ましい夫婦。年月を重ねても少年少女の心を失わない2人の純度の高いイチャコラに何度も口元が緩んだ。

 だが、それだけじゃない。誤解を恐れずに言うのなら万太郎はとにかく植物バカで、特に寝食も忘れて研究に没頭するため、寂しい思いをすることもあった寿恵子。それでも万太郎が為そうとしていることの意義を理解し、同じ夢を追う伴走者として食らいついていく姿が印象的だった。あまりに神木と浜辺の息がぴったりだったため、最終回後もなかなか余韻から抜け出せない人が多かったのではないだろうか。

『ゴジラ-1.0』©2023 TOHO CO.,LTD.

 そんな2人が再共演を果たした『ゴジラ-1.0』は、戦争で焼け野原となった日本にゴジラが襲来し、絶望と恐怖に駆られながらも懸命に生きようとする人々を描いたパニックムービー。その最中に出会い、一つ屋根の下で暮らすことになる主人公の敷島を神木、ヒロインの典子を浜辺が演じている。時代や状況は異なれど、窮地を共に乗り越えていく2人の姿に万太郎と寿恵子を重ねた人もいるだろう。撮影自体は映画のほうが先とのことだが、改めて神木と浜辺の相性の良さを感じた。

 2024年2月に公開を予定している映画『夜明けのすべて』での上白石萌音とSixTONESの松村北斗の再共演も見逃せない。2021年度後期放送の『カムカムエヴリバディ』で初代ヒロインの安子を演じた上白石と、夫の稔を演じた松村。良家の跡取り息子で流暢に英語を話す稔から放たれる上品かつ知的なオーラは女性視聴者の心を鷲掴みにした。一方、安子は家族で営む小さな和菓子屋の看板娘で、稔と出会ったばかりの頃はまだあどけなさを残していた。そんな2人が周囲に反対されながらも、紆余曲折を経て結ばれる過程は純愛そのもの。誰もがどうか幸せになってほしいと願い、誰もがその悲劇的な結末に涙した。

松村北斗×上白石萌音、『夜明けのすべて』での再共演が話題 『カムカム』の夫婦愛を回顧

SixTONESの松村北斗と上白石萌音が映画『夜明けのすべて』で再共演することが発表され、話題となっている。2人がW主演を務める…

 だからこそ、上白石と松村の再共演には期待せざるを得ない。『夜明けのすべて』は瀬尾まいこの小説を原作に、松村演じるパニック障害を患う山添孝俊と、上白石演じるPMS(月経前症候群)に翻弄される藤沢美紗の心の交流を描く。『カムカムエヴリバディ』でも顕著だった2人のみずみずしく繊細な芝居が大いに活かせそうな題材だ。テレビから映画のスクリーンへ。また違った化学反応を起こす相性抜群コンビに出会ってほしい。

■公開情報
『ゴジラ-1.0』
全国東宝系にて公開中
出演:神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介ほか
監督・脚本・VFX:山崎貴
音楽:佐藤直紀
制作プロダクション:TOHOスタジオ、ROBOT
配給:東宝
©2023 TOHO CO.,LTD.
公式サイト:https://godzilla-movie2023.toho.co.jp
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