『ブギウギ』“息子”水上恒司の魅力を小雪が語る 「安らぎをもたらしてくれています」
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』に出演中の小雪よりコメントが寄せられた。
小雪が演じるのは、村山興業の社長・村山トミ。女手一つで日本を代表する興行会社へ成長させた関西の女傑であり、愛助(水上恒司)の母親だ。
小雪はトミを演じるにあたり、プレッシャーを感じていたそうで、「トミは、日本を代表する興行会社の社長ということで、信念をもって強くいなければいけないという思いからすごみのあるセリフが多く、気が抜けないのでとても大変です」と難しい役柄であることを明かす。
トミと愛助は考えが対立する形にはなっている。小雪はどちらの気持ちも理解できると語る。
「トミはあの激動の時代を強く生きてきた人です。家業があり、それを家族で支えてやっていくという信念があって生きてきたので、『こうでなきゃいけない』という思いがなければ、心が折れちゃうと思うんです。愛助は、次世代の考えを持った人ですし、わたしから見れば、トミも愛助もどちらの考え方も正しいと思うし、理解できます。でも、トミとしては、愛助の考えを受け入れてしまうと、自分がやってきたことが不確かになってしまうので、母の愛もあるけど、経営者としての信念を持って、物事を考える人なんだと思います」
共演するスズ子役の趣里、息子役の水上については、その印象を次のように述べた。
「趣里さんは、本当にまっすぐな方です。独自の考えも持っているし、スポンジのようにその場の空気をまとって演じることができる方ですね。もともとバレエもやっていて、歌も歌えるし、英語もできるし、鬼に金棒です! そんな趣里さんには、『お仕事ばっかりしていると消耗するから、自分の人生も生きるのよ』ということをアドバイスさせていただきました。息子・愛助役の水上さんは、素朴で、明るい、天真らんまんな方です。癒やしのキャラクターとして現場に安らぎをもたらしてくれています。そして、坂口役の黒田さんにいつもいじられています(笑)。『ブギウギ』の撮影現場はいつも和やかで明るく、大阪の朝ドラの元気さというのがすごく伝わる現場だと思います」
最後に視聴者に向けて、「スズ子の元気な歌声は、聴いていて耳に残りますよね。毎日、それが心にも響いて、日常のエッセンスになり、『きょうも『ブギウギ』を見て元気をもらおう』とみなさんにとってビタミン剤のような役割になったらうれしいです」とメッセージを送った。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:趣里、水上恒司、草彅剛、蒼井優、菊地凛子、水川あさみ、柳葉敏郎ほか
脚本:足立紳、櫻井剛
制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
演出:福井充広、鈴木航、二見大輔、泉並敬眞、盆子原誠ほか
写真提供=NHK