吉沢亮主演『ぼくが生きてる、ふたつの世界』2024年公開 監督は長編9年ぶりの呉美保

吉沢亮×呉美保タッグ作、2024年公開

 吉沢亮主演映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が、2024年に公開されることが決定した。

 本作は、作家・エッセイストとして活躍する五十嵐大の実録ノンフィクション『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』(幻冬舎)を原作とした母と息子の物語。耳のきこえない母ときこえる息子の物語を点描のように繊細に紡いでいく。

 監督を務めるのは、『きみはいい子』から9年ぶりの長編作品となる呉美保。『正欲』 『アナログ』などの港岳彦が脚本を担当した。

 吉沢は、コーダ(children of Deaf Adults/きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子供という意味)として人生を過ごした五十嵐大を演じる。

コメント

呉美保(監督)

原作を読み、きこえない両親に育てられた五十嵐大さんの人生に触れ、コーダならではの情緒と葛藤に、まだまだ知らない世界はあるのだなと無知を学びました。
と同時に、親と子の極めて普遍的な感情にも触れ、自分自身の家族へのいつかの懺悔が一気に蘇り、これはマイノリティには留まらない、大いなるアイデンティティの物語だと、強く思いました。
久しく映画作りからは遠ざかっていましたが、いつか復帰できるなら絶対にこの方と、と勝手に心に決めていたのは吉沢亮さんです。彼の、繊細かつ制御された芝居の奥底にある魂の叫びを覗き見たくて、さらにはまだ見ぬ新しい吉沢亮に出会いたくて、9年ぶりの長編映画に臨むに至りました。

吉沢亮(五十嵐大役)

感情の内側までも表現してくれる手話は口以上に多くを語り、言葉とはただ吐き出すものではなく、伝えるものであると言う、当たり前であるはずのことを改めて教えてくれました。
コーダとして生まれた葛藤を抱えながらも、両親から沢山の愛を受けて育った五十嵐大さんの人生を、昔からご一緒したいと夢見ていた呉美保監督と共に丁寧に生きさせてもらいました。お楽しみに。

■公開情報
『ぼくが生きてる、ふたつの世界』
2024年公開
主演:吉沢亮
監督:呉美保
脚本:港岳彦
原作:五十嵐大『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』(幻冬舎刊)
企画・プロデュース:山国秀幸
手話監修協力:全日本ろうあ連盟
配給:ギャガ
製作:「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会(ワンダーラボラトリー/博報堂DYミュージック&ピクチャーズ/ギャガ/JR西日本コミュニケーションズ/アイ・ピー・アイ/アミューズ/河北新報社/東日本放送/シネマとうほく)
©五十嵐大/幻冬舎 ©2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会 
公式サイト:https://gaga.ne.jp/FutatsunoSekai/
公式X(旧Twitter):@FutatsunoSekai_

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