『下剋上球児』球児インタビュー第7回

羽谷勝太、『下剋上球児』星葉高校エースとしての覚悟 鈴木亮平も感心したリサーチ力

「児玉拓海100%にはならないように」

――では、今作を通じて役者として成長できたことを教えてください。

羽谷:塚原監督から言われた「演じることは自分と役の融合だよ」という言葉が、すごく響きました。役に自分の要素を入れたいので、自分の良さがなくならないように、気をつけて演じていきたいです。セリフとはいえ自分の言葉なので、児玉拓海が100%にはならないように、羽谷勝太を交えて演じられるようにしたいなと思っています。

――ご自身を交えて演じると、試合シーンで「勝ちたい」という思いも湧いてきそうですね。

羽谷:本当にその気持ちです。頭では冷静にシナリオを把握しながらやっていましたけど、闘志はそのくらいあったかなと思います。打たれにいって、打たれるわけにはいかないので。

――今後、どんな作品に挑戦してみたいですか?

羽谷:今回の野球はもともとやっていたことですが、やっぱり技術的な職業の役は魅力的だなと思います。たとえば医者だったら、手術シーンのために技術的なことを練習しないとダメじゃないですか。それが、僕にとって役作りのやりがいになるなと感じました。いつかはサイコパス役などの幅広い役柄を演じられるようになりたいなぁ。でもまずは自分を活かせる明るくておバカなキャラをしっかり演じたいですね。

――最後に、第8話の見どころをお願いします。

羽谷:第8話から星葉が夏の大会として登場していくのですが、野球の真の熱さ、人間ドラマの醍醐味が信じられないほど熱くなっていきます。第2話で越山と星葉が戦ったとき、星葉がボロ勝ちしたんです。それが、2年経ってどうなったのか。球児がひと夏にかける思いがビンビンに伝わってくると思うので、大いに期待してオンエアを待っていただけたらと思います。

――児玉についてはいかがですか?

羽谷:3年生になると、キャプテンでエースになるんです。なので、セリフがない場面でも1年生のときとの違いを表現したいなと思っています。チームを見守る目つきだったり、細かいところの仕草、グラウンドでの周りへの声かけとかも意識してお芝居していきたいと思っているので、そこは楽しみに観てほしいです。あとは、フォームの改良をしたピッチングやバッティング、さらにトレーニングを積んで体もゴツくなったので(笑)、ぜひ注目してもらえたらと思います。

■放送情報
日曜劇場『下剋上球児』
TBS系にて、毎週日曜21:00~21:54放送
出演:鈴木亮平、黒木華、井川遥、生瀬勝久、明日海りお、山下美月、きょん(コットン)、中沢元紀、兵頭功海、伊藤あさひ、小林虎之介、橘優輝、生田俊平、菅生新樹、財津優太郎、鈴木敦也、福松凜、奥野壮、絃瀬聡一、鳥谷敬、伊達さゆり、松平健、大倉孝二、小泉孝太郎、小日向文世
原案:『下剋上球児』(カンゼン/菊地高弘著)
脚本:奥寺佐渡子
プロデュース:新井順子
演出:塚原あゆ子、山室大輔、濱野大輝
編成:佐藤美紀、黎景怡、広瀬泰斗
製作:TBSスパークル
©TBSスパークル/TBS(撮影:ENO)
©TBSスパークル/TBS :Len
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/gekokujo_kyuji_tbs/
公式X(旧Twitter):@gekokujo_kyuji
公式Instagram:@gekokujo_kyuji
公式TikTok:@gekokujyo_tbs

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