『うちの弁護士は手がかかる』は平手友梨奈の表情に注目 フジテレビならではの“小ネタ”も

 ちなみに、このドラマの始動に合わせたインタビューでムロツヨシは、プロデューサーから「このドラマではフラットなムロを見たいこと」「肩の力を抜いて、いつものやり方でストーリーを背負ってほしい」と伝えられたと発言している。その言葉通り、日頃から“無言が怖い”からついつい話しすぎてしまうと話すムロは、ドラマの中で蔵前として佇んでいる時も口数多めにツッコんだり、反応したりしている。

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 先日行われた完成披露イベントで吉瀬美智子から明かされていたように、ムロはアドリブもふんだんに盛り込んでいるとのこと。そんなサービス精神旺盛なムロのアドリブが、このドラマの楽しさをさらに助長させているのかもしれない。

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 また、平手が演じる天野は不器用ながらも何事にも全力なキャラクター。そのため、一度難しい法律用語をベラベラとしゃべったかと思えば、うまくいかない自分に対して憤ったりと非常に表情がコロコロと変わる印象を受けた。そんな目まぐるしく変わる表情を見て、視聴者は「頑張れ」と応援したくなるに違いない。また、さまざまな表情の平手はとにかく新鮮で、観ていて楽しい気持ちになる。ムロのアドリブ力と、平手の変幻自在な表情。この2つは注目だ。

 ちなみに脚本に関してのポイントがもう1つ。それは、往年のフジテレビファンにはたまらない小ネタの数々だ。というのも、マネージャーとして働いていた蔵前は、大のドラマ好きという設定。例えば、第1話では名作『踊る大捜査線』にまつわるネタが多く登場する。ドラマの中で別のドラマが登場するなんて、なかなか珍しいことではないだろうか。今後、どんな作品が登場するのか、ぜひともチェックしてほしい。

 そんなふうに非常に個性豊かなキャラクターが楽しく奮闘している同作だが、人間味あふれるところも魅力。例えるなら、先述した『踊る大捜査線』や、同じく法曹界を舞台にしたドラマ『HERO』のような空気感を感じた。

 そういうところも踏まえて、本作はきっと週末を控えた金曜の夜に、明るい気持ちをプラスしてくれることに違いない。ぜひとも、リアルタイムで放送を楽しんでほしい。

■放送情報
『うちの弁護士は手がかかる』
フジテレビ系にて、10月13日(金)スタート 毎週金曜21:00〜21:58放送
※初回15分拡大(21:00〜22:13放送)
出演:ムロツヨシ、平手友梨奈、吉瀬美智子、菅野莉央、日向 亘、安達祐実、村川絵梨、松尾諭、大倉孝二、酒向 芳、戸田恵子、江口のりこほか
脚本:服部隆、おかざきさとこ、西垣匡基
演出:瑠東東一郎、相沢秀幸
プロデュース:金城綾香
主題歌:ザ・ローリング・ストーンズ「アングリー」(ユニバーサル ミュージック)
制作:フジテレビ ドラマ・映画制作部
制作著作:フジテレビジョン
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公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/uchiben_kin9/
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