賞金6億円の宝くじが北朝鮮兵士のもとに!? 韓国映画『宝くじの不時着』12月29日公開

 韓国映画『6/45(原題)』が、『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』の邦題で12月29日に公開されることが決定した。

 本作は、北朝鮮に不時着した宝くじをめぐるシチュエーションコメディ。韓国で封切り5日目に興収No.1を記録。その勢いがベトナムにも伝わり、韓国映画の歴代興収ベストワンを記録した。

 韓国軍の兵士が手にした1等賞金6億円の宝くじが、韓国から軍事境界線を越えて北朝鮮兵士のもとに。『愛の不時』ならぬ、“宝くじの不時着”が発生。愛と平和は置き去りに、一攫千金を狙った、共同給水区域=“JSA”で前代未聞の南北“宝くじ”会談が始まる。果たして最後に6億円を手にして笑うのは南か北か。

 あわせて公開された日本版ポスタービジュアルの上段中央では、最初に1等賞金6億円の宝くじを拾った韓国軍人・チョヌ(コ・ギョンピョ)が宝くじを持ちながら野心と金欲にまみれた表情を見せている。また左右には、宝くじを奪取するために、チョヌと一緒に作戦行動を共にするも、分け前を要求してしまう上官・カン小哨長(ウム・ムンソク)、優しすぎてどんくさい観測兵・マンチョル(クァク・ドンヨン)の姿が。

 下段には、宝くじの2番目の持ち主で、現保有者となる北朝鮮上級兵士・ヨンホ(イ・イギョン)が、口を開けて興奮する様子が捉えられている。さらに、ヨンホの妹で“ディスり兵士”の異名を持つ・ヨニ(パク・セワン)、弾ける時はとことん弾ける政治指導員・スンイル(イ・スンウォン)、ハッキング専門の上級兵士・チョルジン(キム・ミンホ)が1枚に収められ、“幸運のウリ坊”というキャラクターも顔を出している。

 なおポスタービジュアルには、「字幕監修:松尾スズキ」という表記が。作家、演出家、俳優として活動する松尾が、日本語字幕を監修する。

松尾スズキ コメント

設定がいい。構成がいい。キャストがいい。
コメディとしてもサスペンスとしても、小憎らしいほど冴えている。
関われて光栄です。

■公開情報
『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』
12月29日(金)新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
監督:パク・ギュテ
出演:コ・ギョンピョ、イ・イギョン、ウム・ムンソク、パク・セワン、クァク・ドンヨン
提供:ツイン、Hulu
配給:ツイン
2022年/韓国/113分/シネスコ/5.1ch/G/日本語字幕:岩井理子/字幕監修:松尾スズキ
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