『GTO』“鬼塚”反町隆史は令和の高校生にどう接する? 松嶋菜々子との“夫婦共演”にも期待
また、富める者は富み、貧しい者は貧しくなっている現代。まだ10代の生徒でも貧困や家族のケアなどの問題に直面していることがある。1998年の『GTO』で脚本を務めた遊川和彦も、2022年に同じく脚本を手がけた『となりのチカラ』(テレビ朝日系)では、重要なテーマの一つにヤングケアラー問題を置いている。
本作がどんなテーマを描くのかはまだわかっていないが、それでも時代に関係なく、教師と生徒の間柄だからこそ伝えられるメッセージがある。鬼塚は令和でも生徒の心を掴んで信頼される“グレート・ティーチャー”となれるのか。期待が高まるところである。
もうひとつ楽しみにしたいのは、鬼塚が担任するであろうクラスの生徒たちをどんな俳優たちが演じるかである。1998年版には、実はブレイク前の窪塚洋介、小栗旬、池内博之、玉木宏らが生徒役で出演していた。きっと本作の出演者の中からも、この先20年以上活躍するような俳優が出てくることだろう。生徒役として一体、どんな顔ぶれが揃うのかも楽しみにしたい。
26年もあれば、前作で鬼塚に教わっていた生徒も立派になっていることだろう。落ちこぼれ高校生が東大を目指す姿を描いた『ドラゴン桜』シリーズ(TBS系)では、第1シリーズで高校3年生だった水野(長澤まさみ)がその16年後を描いた第2シリーズに生徒たちを指導する立場で出演している。「もしかしたら本作にも……?」と、当時のキャストの顔を懐かしく思い浮かべながら、思わずワクワクしてしまう。特に、鬼塚の同僚で恋人でもあった冬月あずさ役の松嶋菜々子と反町は、本作での共演後、2001年に結婚している。結婚後、2002年放送のNHK大河ドラマ『利家とまつ~加賀百万石物語~』で再共演を果たしているが、それ以降、共演経験はないだけに、20年以上ぶりの夫婦共演の実現にも期待が高まる。放送は2024年春。いろいろ妄想するのも楽しいが、まずは続報を待ちたい。
参考
※ https://realsound.jp/movie/2023/09/post-1433692.html
■放送情報
カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ『GTOリバイバル』
カンテレ・フジテレビ系にて、2024年春放送
出演:反町隆史ほか
原作:藤沢とおる『GTO』(講談社『少年マガジンKC』刊)
脚本:山岡潤平
演出:深川栄洋
プロデューサー:安藤和久、河西秀幸、田端綾子
音楽:福廣秀一朗
制作協力:メディアプルポ
制作著作:カンテレ
©︎カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/gto-revival/
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