中川大志なら間違いない! 佳境に入る『らんまん』で万太郎に寄り添う最後のピースに

 いよいよ佳境に入りつつある朝ドラ『らんまん』(NHK総合)には、次々と新キャラクターが登場。芹澤興人、井上順、武井壮、さらには漫才コンビのU字工事までもが現れては、それぞれ異なる役どころで物語の展開に弾みをつけている。とてもにぎやかだ。そんなところに、中川大志も入ってくる。これが三度目の朝ドラへの出演となる彼は、果たしてどのような役割を担うのだろうか。

 この『らんまん』で中川が演じるのは、資産家の青年・永守徹。おじの莫大な資産を継いだことにより資産家となった人物らしい。主人公である槙野万太郎(神木隆之介)が植物図鑑を発刊するための費用を支援したいと申し出るようだ。本作は、植物に魅せられた万太郎の生涯を追うもの。私たち視聴者は彼が幼い頃からどれだけ植物を愛してきたかを知っている。それに彼は常人離れした知能や気力と体力の持ち主だ。しかし、いくら植物学の世界でその名が知られることになっても、彼が思い描く理想の「植物図鑑」を世に出すことにはつながらなかった。だが、この永守徹という青年の登場により、いよいよ万太郎はそれを実現させられるかもしれない。

 これだけ記せば、いったいどれくらい永守青年が重要な人物であるか分かるだろう。誰もが知るとおり、万太郎は一人で植物学の道を歩んできたわけではない。綾(佐久間由衣)や竹雄(志尊淳)たち家族の理解があり、万太郎の人生に大きな影響を与えた池田蘭光(寺脇康文)や田邊彰久(要潤)といった存在があって、波多野泰久(前原滉)と藤丸次郎(前原瑞樹)のような頼れる仲間がいて、寿恵子(浜辺美波)という愛する人の支えがあって彼はここまでやってきた。ここには書ききれない人々の力が合わさった結果として、現在の万太郎があるのだ。夢の実現まであと少し。つまり、最後のピースとなるのが中川が演じる永守青年なのだろう。これは超重要な大役だといえるものであり、中川はかなりの重責を負っているのではないだろうか。

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 出演発表時のコメントにて中川は、「朝ドラで流れる時間は長い長い旅のような、果てしないようで、儚い時間だと思います。『らんまん』が歩んできた、積み上げてきた旅の一部になれたことを嬉しく思います」と、朝ドラというものに対する自身の考えを示したうえで、「撮影はここ最近では、信じられないほど緊張しました(笑)。突然現れた永守徹という男が、万太郎のその先に向けて、何かバトンを渡すことができればと思います」と、やはりそれ相応のプレッシャーがあったことを明かしている。お茶の間に見せる彼はどんな姿になるのだろう。

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