実写版『ONE PIECE』麦わらの一味を演じるキャスト陣に注目! ブレイク必至の新鋭揃い
ウソップ役のジェイコブ・ロメロ・ギブソンはミュージシャンとしても活動
狙撃手のウソップを演じるのは、ジャマイカ生まれでアメリカはコロラド州育ちのジェイコブ・ロメロ・ギブソンだ。カリフォルニア芸術大学にて演劇を専攻した彼は、ジェイコブ・ギブソン名義で2018年にテレビシリーズ『レジデント 型破りな天才研修医』に出演しテレビデビュー。その後2019年から2020年にかけて、オプラ・ウィンフリー・ネットワーク局で放送された『グリーンリーフ』のシーズン4とシーズン5に準レギュラーとして出演した。またギブソンは俳優業の傍ら、ミュージシャンやラッパーとしても活動している。今回のキャストの中では特に大抜擢といえる彼は、ウソップを演じるにあたってかなり時間をかけて狙撃の訓練をし、自分なりのリズムやポジション、狙撃スタイルを確立したという。また世界的な人気作品の実写化に参加するプレッシャーについて、Colliderのインタビューでは「プレッシャーがダイヤモンドを作る」と自信をのぞかせた。(※2、3)
サンジを演じるのは脚本家としても活躍するタズ・スカイラー
「麦わらの一味」のコックであるサンジを演じるのは、1995年生まれでスペインはカナリア諸島出身のタズ・スカイラーだ。彼の生い立ちはサンジと重なるところもあるのが面白い。サーフボードビルダーの見習いをしていた彼は、その後単身渡英。若くして親元を離れ、21歳のときにイギリス陸軍の予備役に志願するが、健康診断で不合格に。再志願までの待機期間中に執筆活動や演技を始め、舞台俳優や脚本家として活躍するようになった。2020年には、主演も務めた舞台「Warheads」でイギリスで最も権威のある演劇賞ローレンス・オリヴィエ賞で脚本賞にノミネートされるなど、高く評価されている。
2019年に『キル・チーム』で長編映画デビューしたスカイラーは、2021年には90分ワンカットで話題になった『ボイリング・ポイント/沸騰』に出演。どちらもさほど大きな役ではなかったが、その間もその後も出演作が途切れていない。また彼は、サンジ役に決定する以前から料理が趣味だったという。Instagramでは「自分とのディナーデート」として見事な一皿を披露している。
実写版「麦わらの一味」は、しっかりとした演技の基盤を持ち、これからさらなる活躍が期待される面々ばかりだ。海賊王を目指すルフィをはじめ、それぞれの夢を胸に、まさにこれから出航しようとしている若き海賊たちの姿に重なる。どのキャストもはまり役といえる本作は、原作やアニメのファンも納得の出来となっているのではないだろうか。彼らの冒険を観られる時が待ちきれない。
参考
※1. https://comicbook.com/anime/news/one-piece-netflix-live-action-emily-rudd-casting-strategy/
※2. https://www.gamesradar.com/jacob-romero-gibson-one-piece-netflix-usopp-interview/
※3. https://collider.com/one-piece-live-action-cast-interview-inaki-godoy-mackenyu/
■配信情報
Netflixシリーズ『ONE PIECE』
Netflixにて、8月31日(木)全世界独占配信
原作&エグゼクティブ・プロデューサー:尾田栄一郎
脚本&ショーランナー&エグゼクティブ・プロデューサー:マット・オーウェンズ、スティーブン・マエダ
キャスト:イニャキ・ゴドイ(モンキー・D・ルフィ)、新田真剣佑(ロロノア・ゾロ)、エミリー・ラッド(ナミ)、ジェイコブ・ロメロ(ウソップ)、タズ・スカイラー(サンジ)、ヴィンセント・リーガン(ガープ)、モーガン・デイヴィス(コビー)、 ジェフ・ウォード(バギー)、マッキンリー・ベルチャー三世(アーロン)、セレステ・ルーツ(カヤ)、エイダン・スコット(ヘルメッポ)、ラングレー・カークウッド(モーガン)、ピーター・ガジオット(シャンクス)、 マイケル・ドーマン(ゴールド・ロジャー)、イリア・アイソレリス・ポーリーノ(アルビダ)、スティーヴン・ウォード(ミホーク)、アレクサンダー・マニアティス(クラハドール)、クレイグ・フェアブラス(ゼフ)、チオマ・ウメアラ(ノジコ)
©尾田栄一郎/集英社