窪塚洋介と松田龍平がW主演を務める豊田利晃監督の新作長編映画『次元を超える TRANSCENDING DIMENSIONS』に、千原ジュニア、芋生悠、東出昌大、渋川清彦が出演することが決定した。

　近年は信仰を軸に『狼煙が呼ぶ』（2019年）、『破壊の日』（2020年）、『全員切腹』（2021年）、『生きている。』（2022）など、『狼蘇山』シリーズとして混沌の時代に挑む作品を作り続け、2023年は『ここにいる。』を発表した豊田監督。2020年以降は毎年、東京2020オリンピック開会式であった7月24日に上映イベントを開催し、世に問いを投げる祭りを発信続けている。

　2023年5月に栃木県でクランクインした本作。製作発表時、「宇宙まで舞台を広げ、時空を超越するような壮大な物語」と発表された本作は、現代編、未来編、近未来編と三つのブロックに分けて撮影を予定している。その序章にあたる現代編の撮影が終了し、現在は秋に予定されている後半の撮影の準備中。物語の軸になる千日回峰行者役を窪塚、街の精神的なバランスを保つ「狼」と呼ばれる謎の男役を松田が演じる。

　豊田監督のデビュー作『ポルノスター』で主演を務め、本作で20年ぶりに豊田監督作に出演するジュニアが演じるのは、阿闍梨と呼ばれる宗教家。30年前に大阪で出会ったジュニアと豊田監督は、ジュニアが19歳、豊田が24歳からの仲でもある。

　芋生が演じるのは、映画『全員切腹』に引き続き、唯一のヒロインで、謎の女・野々花。10年ぶりの豊田監督作への出演となる東出は、宗教団体の信者役を演じる。豊田組常連の渋川は、映画『破壊の日』に続き田舎町の不良の修験道者・関屋鉄平役を担当する。

　公開された新ビジュアルでは、北斗七星が切り取られている。

　また、2024年の公開に向けて、本作のクラウドファンディング第2弾が開始。8月31日23時59分まで、新たにサポートを募っている。

　芋生からはコメントも到着している。

コメント

芋生悠（野々花役）

映画を愛し生きる人達の船に乗りこみました。 自分にとって凄く大きなことです。
撮影の度に見たことのない景色が見れて、身体がビリビリと痺れるような感覚がありその全てがとても豊かでありがたいです。
まだまだ撮影は続きますので精進致します。 『次元を超える』楽しみにしていてください。

■公開情報
『次元を超える TRANSCENDING DIMENSIONS』
2024年公開
監督：豊田利晃
出演：窪塚洋介、松田龍平、千原ジュニア、芋生悠、東出昌大、渋川清彦
©豊田組
クラウドファンディングサイト：https://toyodafilms.stores.jp
豊田組公式サイト：https://www.toyodafilms.net