『CODE』三浦貴大演じる百田のあまりに辛い最期 不気味さを増し続ける玉山鉄二も

 また、CODEの管理側の人間なのだろう黒ずくめの謎の女・三輪円(松下奈緒)が抱える事情もわかってきた。彼女には、難病を抱える息子・芯がおり、海外での心臓移植手術のために必要な3億5000万円を稼ぐために、CODEの管理側としての任務をこなしていた。プレイヤー側のCODEの星が黄緑色なのに対して、管理側の星は紫色に光る。彼女の手元の青色のミサンガは、息子からの初めての手作りの贈り物のようだ。彼女は体術を警察学校の先生から習ったと話していたが、彼女も元は警察官だったのだろうか。前話、田波が彼女に厚みのある茶封筒を渡すシーンがあったが、あれはCODEにかかわらずそもそも警察官時代の三輪と田波は接点があったのだろうか。

 そして、前話に引き続きなんだか薄気味悪い余韻を存分に漂わせているのが、芯の入院先の病院にも出入りしているケアリングクラウン・市川省吾(玉山鉄二)だ。メイクオフした後の素顔は、何を捉えているのか視点も定まらずさらに恐ろしかった。しかもそんな市川は病院に多額の寄付までしているようで、そのお金の出どころが非常に気になる。CODEの管理側と何らか関わりがあるのだろうか。

 「真実を追うには忍耐が必要だ。時にはお前の見ているものが見掛け倒しのこともある」とは田波から二宮に寄せられた言葉だが、この先さらに彼に待ち受けている真実とはどんなものだろうか。「これで最後にするから」と悠香に誓ったCODEの利用だったが、二宮は次にどんな任務を課されることになるのだろうか。

■放送情報
『CODE-願いの代償-』
読売テレビ・日本テレビ系にて、毎週日曜22:30〜放送
出演:坂口健太郎、染谷将太、松下奈緒、堀田真由、玉山鉄二、三浦貴大、鈴木浩介、臼田あさ美、青柳翔、黒羽麻璃央、兵頭功海、竹財輝之助
脚本:酒井雅秋、 山田能龍
演出:森淳一、木村ひさし
音楽:菅野祐悟
原作:台湾ドラマ『浮士德遊戲(英題:CODE)』(2016年)、『浮士德遊戲2(英題:CODE2)』(2019年)
チーフプロデューサー:岡本浩一(ytv)
プロデューサー:中間利彦(ytv)、阿部豪(ロボット)、真壁幸紀(ロボット)
制作協力:ロボット
制作著作:読売テレビ
©︎読売テレビ
公式サイト:https://www.ytv.co.jp/code/
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