中村悠一、『呪術廻戦』「懐玉・玉折」五条悟の演技を語る 「“経験値を引いた状態”を意識」
TVアニメ『呪術廻戦』の第2期「懐玉・玉折」で五条悟役を務める中村悠一のオフィシャルインタビューが到着した。
『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)にて連載中、シリーズ累計発行部数8000万部を突破している芥見下々の人気コミック『呪術廻戦』。初の映画化となる『劇場版 呪術廻戦 0』は、全世界興行収入265億円を記録した。そして、待望のTVアニメ第2期が7月6日より放送開始となる。
「懐玉・玉折」の原作・シナリオを読んだ際の印象について、中村は「物語の流れの大前提として必要な、過去にどんな出来事があったのかがわかるエピソードになります。本編でもとても重要な存在である“天元”という名前が出てきます。この世界の成り立ちというか、世界がどういうことになっているのか説明があるという印象だったので、過去の話ではありながらも、しっかりとこの先に繋がっていく大事な話だと思いました」と語った。
続けて今回の見どころについては、「五条悟は生まれた時から高い能力を持っていたんですけど、それがこのエピソードを通して覚醒していく。どのような流れで能力が成長していくのかという所が、本作の見どころになってくると思います」とアピールした。
演じる五条の魅力について聞かれると「これまでも通して答えているのは『わかりません』ということで、それしか言いようがないんです。僕自身は、キャラクターをこの作品の中で“生きる”ように作らなければならないので、その上で、この人の魅力はここですとは考えないし、わからないんですね……。オンエアを見たところで、カッコいいと思うシーンはあっても、彼の何がカッコいいのか具体的にはよくわからない。僕としては他のキャラクターに対して、成長したり、バックボーンや色んな面が見られたりするからカッコいいなと思う事はあります。今回そういう意味では、最強と言われている五条のバックボーンが少しだけ出てくるので、そこを魅力に感じていただければいいなと思っています」と、自身の考えを明かした。
今作で演じるのは、若き日の五条悟となる。演じてみた感想を聞かれると「年齢的に若くするといっても、それは感覚的な部分で言葉にするのはすごく難しいんです。今回は『より
いい加減なところがあるのかな?』とか、『裏打ちされたものがない、根拠はないけど“自信”はあるんだろうな』等と想像してキャラクターを再構築していきました。これまで演じてきた五条って、色々な強敵と戦ってきた経験値がある上での振る舞いなんですよ。なので、そこから経験値を引いた状態にしていかなければいけないなと思いました」と語った。
最後には意気込みとファンへのメッセージも。
「少しお待たせしてしまったかもしれませんが、TVシリーズ第1期と『劇場版 呪術廻戦 0』を経て、原作の続きをお届けできるタイミングが近づいてきました。今回はスタートから、五条悟という人物をより深く知ることができます。そのあとは、第1期以上に戦いが多いシリーズになっていくのかなと感じております。主人公たちにとってもツラい戦いに突入してはいくのですが、盛り上がると思いますので(笑)、ぜひ作品を一緒に盛り上げていただきたいなと思っています。よろしくお願いします」
さらに第1話「懐玉」の場面写真も到着。行方不明者が多発する曰くつきの洋館の調査に派遣された術師の歌姫と冥冥。洋館に潜入し、呪霊の結界術に気づいた二人は、結界を破るための行動に出るが、突如建物が崩れ始めてしまう。宙に放り出されたその瞬間、目の前に現れたのは……。2006年。最強の2人の、もう戻れない青い春が始まる。
■放送情報
『呪術廻戦』第2期「懐玉・玉折」
MBS/TBS系にて、7月6日(木)スタート 毎週木曜23:56~放送
「懐玉・玉折」編:7月6日(木)~8月3日(木)放送
閑話(前編) 8月10日(木)放送
閑話(後編) 8月17日(木)放送
「渋谷事変」編:8月31日(木)〜放送
キャスト:中村悠一、櫻井孝宏、遠藤綾、永瀬アンナ、子安武人
原作:『呪術廻戦』芥見下々(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)
監督:御所園翔太
シリーズ構成・脚本:瀬古浩司
キャラクターデザイン:平松禎史、小磯沙矢香
副監督:愛敬亮太
美術監督:東潤一
色彩設計:松島英子
CGIプロデューサー:淡輪雄介
3DCGディレクター:石川大輔(モンスターズエッグ)
撮影監督:伊藤哲平
編集:柳圭介
音楽:照井順政
音響監督:えびなやすのり
音響制作:dugout
制作:MAPPA
オープニングテーマ:キタニタツヤ「青のすみか」(Sony Music Labels)
エンディングテーマ:崎山蒼志「燈」(Sony Music Labels)
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
公式サイト:https://jujutsukaisen.jp