蒼井優、朝ドラ『ブギウギ』で俳優業に本格復帰? トップスターらしい歌とダンスに期待
趣里が主演を務める2023年度後期のNHK朝ドラ『ブギウギ』に蒼井優が出演することが発表された。本作は、戦後の大スター・笠置シヅ子をモデルに、激動の時代の渦中で、ひたむきに歌に踊りに向き合い続けた1人の歌手を主人公として描く波乱万丈の物語。蒼井が演じるのは、大阪の梅丸少女歌劇団(USK)第1期生の娘役で、劇団を引っぱるトップスター・大和礼子。ヒロイン・鈴子の憧れの先輩という設定だ。
本作は、蒼井の朝ドラ初出演作となる。2001年に岩井俊二監督『リリイ・シュシュのすべて』でスクリーンデビューを果たし、『ハチミツとクローバー』『フラガール』など、キャリアの初期から数多くの映画やTVドラマで名演技を披露してきた彼女が、朝ドラ初出演だったとは少し意外だ。
さらに蒼井にとっては、2019年にお笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太と結婚し、2022年に第1子を出産後、本作が連続ドラマ復帰作となることにも注目したい。2018年度後期の朝ドラ『まんぷく』に主演した安藤サクラも、2017年に第1子を出産した後、ヒロインに選ばれ、俳優業に本格復帰した。安藤は、朝ドラ出演を決めた理由の一つとして、育児をしながら働くことに対するNHKスタッフの理解と献身的なサポートを挙げている。本作で俳優業に本格復帰する蒼井の演技や、今後の活躍にも期待が高まる。
また、NHK大阪放送局の公式Twitterには、「劇団を引っ張るトップスター役ってことは……歌やダンスも?!」と投稿されており、歌劇団ならではの華やかなパフォーマンスシーンにも期待が寄せられている。子どもの頃から歌劇の世界が大好きだったという蒼井は、演じる大和礼子について、「トップスターのプライドを背負い、孤独と戦いながら周りを引っ張っていく人物です。その、内に秘めたエネルギーを大切に、皆さんとブギウギを楽しめたらと思います」とコメントしている。どんな役柄でも自由自在に演じこなす蒼井が、歌劇のトップスターという重要な役どころで、朝ドラにどんな新しい風をもたらしてくれるのか非常に楽しみだ。
■放送情報
2023年度後期連続テレビ小説『ブギウギ』
NHK総合にて、2023年10月放送開始予定
出演:趣里、水上恒司、蒼井優、菊地凛子、水川あさみ、柳葉敏郎ほか
脚本:足立紳、櫻井剛
制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
演出:福井充広、鈴木航、二見大輔、泉並敬眞、盆子原誠ほか
写真提供=NHK