2PM ジュノ×少女時代 ユナの王道ラブコメ 『キング・ザ・ランド』俺様系御曹司にハマる

 6月18日よりNetflixで配信がスタートした『キング・ザ・ランド』に熱視線が注がれている。

 K-POPアイドルグループ第2世代として、世界中で爆発的な人気を博し、現在のKカルチャーを牽引した2PMと少女時代。本作は、それぞれ絶大な人気を誇り、さまざまなジャンルで大活躍中の2PMのジュノと少女時代のユナが主演で、配信前から話題となっていた。配信後、すぐにNetflixの「今日のTV番組TOP10」上位に登場し、2週目では2位にランクインした(※6月21日時点)。

 本作は、イ・ジュノ演じるキンググループの御曹司ク・ウォンと、イム・ユナ演じるホテリエのチョン・サランが、最悪の初対面から互いに悪印象を持ちながらも、次第に惹かれ合っていく、というド直球の王道ラブコメだ。舞台は、ウォンの父が経営する大グループのキングホテルで、キラキラした調度品に囲まれた優雅な空間に期待が高まる。さらに、御曹司のウォンは、典型的な俺様系のツンデレキャラで、お約束の“財閥あるある”が繰り広げられる。家族の不仲、隠された出生の秘密、幼少期のトラウマによる心の傷、御曹司が所有する複数の高級外車に、オーダーメイドの上質なスーツ、明るく元気なヒロインの登場により、克服される(であろう)御曹司の傷と、彼女との恋愛に向かう展開……。

 主人公を演じるジュノとユナは、『MBC歌謡大祭典』で2021年、2022年と息のあったカップルダンスを見せ、視聴者を魅了し、ロマンス作品での共演が熱望されていた。第1話、第2話は、「こういうのが好きでしょ?」と言わんばかりの王道ラブコメで「これが見たかった!」をフルコースで見せてくれている。

 物語は、四大卒が当たり前のキンググループの面接に、短大卒で学歴もコネもないサランが臨むところから始まる。サランは、学歴で落とされそうになるが、最上級レベルの笑顔で見事合格する。一方、キングホテルに初出社する日、ウォンは“KING”と書かれたパラシュートで出社するという、ずば抜けた御曹司ぶりで登場する。この“KING”は、キングホテルのキングなのだろうが、ジュノ本人が物怖じしない態度から、「俺様」「皇帝」と呼ばれており、2021年の大ヒット時代劇『袖先赤いクットン』で、王を演じた経験もあることから、いろんな意味で笑える場面。空から降下する姿は、まさに皇帝が降臨するメタファーのようだ。

関連記事