『エドワード・ヤンの恋愛時代』4K版、予告編&ポスター公開 濱口竜介のコメントも

 8月18日より公開される『エドワード・ヤンの恋愛時代』の4Kレストア版の予告編、ポスタービジュアルが公開された。また、映画監督の濱口竜介よりコメントが寄せられた。

 本作は、『ヤンヤン 夏の想い出』などのエドワード・ヤン監督によって、1994年に発表された青春群像劇。前作『牯嶺街少年殺人事件』とは全く異なるアプローチで、現代の台北を生きる男女を描く。

 舞台は、急速な西洋化と経済発展を遂げる1990年代前半の台北。財閥の娘で会社を経営しているモーリーと親友のチチの2人を主軸に同級生、恋人、同僚など10人の男女の人間関係が、2日半という凝縮された時間のなかで描かれる。都市で生きることで目的を見失っていた彼らは、やがて自らの求めるものを見つけ出していく。

【本予告】8月18日(金)ロードショー『エドワード・ヤンの恋愛時代』4Kレストア版

 公開された予告編では、モーリーとチチを中心に10人の男女の人間関係を垣間見ることができ、濱口監督のコメントも確認することができる。

 公開されたポスタービジュアルではモーリーの家のプールサイドで語りあうモーリーとチチ2人の姿、「私たちの求めるものはどこにあるの?」というキャッチコピーが確認できる。

濱口竜介(映画監督)コメント

必然的に人間性を失わせるこの社会で、人はいったいどう生きていくのか。『恋愛時代』は希望を描き出す。深い絶望の後にしか訪れない希望を。エドワード・ヤンは「どうしたら私たちはこの社会で、他者とともに生きていけるのか」という問いを決して投げ出さなかった。彼の映画にいつまでも敬意と愛を抱かずにおれないのは、そのためだ。

■公開情報
『エドワード・ヤンの恋愛時代 4Kレストア版』
8月18日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国公開
監督:エドワード・ヤン
出演:ニー・シューチュン、チェン・シァンチー、ワン・ウェイミン、ワン・ポーセン
原題:獨立時代
英題:A Confucian Confusion
字幕翻訳:樋口裕子
日本語字幕協力:東京国際映画祭
配給:ビターズ・エンド
1994年/台湾/129分/1:1.85/5.1ch/129分
© Kailidoscope Pictures
公式サイト:www.bitters.co.jp/edwardyang2023
公式Twitter:@Edwardyang_film

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