花江夏樹&桜田ひより、中国アニメの表現力に脱帽 「特にモフモフの毛並みがすごかった」
アニメーション映画『雄獅少年/ライオン少年』の公開記念舞台挨拶が5月27日、グランドシネマサンシャイン池袋にて開催され、声優を務めた花江夏樹、桜田ひより、山口勝平、落合福嗣、山寺宏一が登壇した。
本作は、2022年に中華映画を届ける「電影祭」にて『雄獅少年 少年とそらに舞う獅子』というタイトルで日本語字幕版が上映され好評だったことにより、新たに『雄獅少年/ライオン少年』として日本語吹替版を制作。1世紀ごろ後漢時代の中国大陸が発祥とされ、現在では中国国家級無形文化遺産にも指定されている伝統芸能・獅子舞をモチーフに、獅子舞の演武に挑む少年たちを描いたアニメーション。
『雄獅少年/ライオン少年』は『少林サッカー』を想起させる最高の傑作青春映画だ
近年、日本のアニメーション映画が世界で注目される機会が増えたが、近隣アジア発のアニメ映画も凄いことになっている。中国の3DCG映…
『鬼滅の刃』竈門炭治郎をはじめ、数々のヒット作品キャラクターを担当してきた花江。本作では、獅子舞に挑戦する主人公チュンを演じているが、中国で制作されたCGアニメーションについて「最初獅子舞をテーマにした作品ということで、あのお正月の獅子舞をイメージしたので、これは面白いんだろうかと思った」と率直な胸の内を明かすと「その印象とは違って、激しく動くシーンが多いなど、映像として映えるアニメーションならではの表現にビックリしました。特にモフモフしたくなるような毛並みの表現はすごかった」と躍動感いっぱいの本作を称賛した。
さらに花江は自身が演じたチュンに対して「最初はあまりカッコ良くない。どこにでもいるような少年なんですよね」と語ると「でも何があっても心が折れない。だんだん成長していくにつれてカッコ良くなって応援したくなるんです」とダイナミックな変化を意識して演じたという。
一方、少女チュンを演じた桜田は「自分の意見がはっきりと言えて、夢に向かっていける、とても芯の強い女の子。女性が憧れる理想像です」と語ると、少年チュンの師匠となるチアンを演じた山寺は「飛ぶ鳥を落とす勢いの花江夏樹くんの師匠の役ということでかなり意識しました。僕が先に収録して、それを花江くんが聞くという流れだったので、ちゃんとやらないといけないと思って」と気合の入った収録だったことを明かす。