『日曜の夜ぐらいは...』宝くじ当選金の新たな使い道 サチ×翔子×若葉、“3人”の可能性

 そんな3人は、3人で一緒にいる時だけ心理的安全が守られているからなのか、安心し切ったように言いたいことを言い、よく笑い、そのまま真っ直ぐ感情を吐き出すことができる。思いっきり息を吸うことができる。

 いざ“自分だけのため”となると何も使い道が思い浮かばない3人は、“山分け”ではなく3人でこの3000万円の使い道を一緒に決めることを思いつく。“自分の未来”“自身の夢”と言うと何もピンとこず描けないのに、“3人の未来”“3人でやりたいこと”となると一気にそれは具体的なものとして輪郭が浮かび上がるのだ。それに「叶えたい」「実現したい」と手を伸ばしたくなる。

 若葉の祖母・富士子(宮本信子)がずっと望遠鏡で眺めていたお洒落な豪邸は、やはりかつて彼女らが住んでいた自宅だったようだが、現住民の人柄があまりによく、富士子の中でもこの家を買い戻したいという執念のようなこだわりを手放せていたように思える。

 さて、3人で小さなカフェを運営するという新たな、そして初めての夢ができた3人にとって、きっと住田賢太(川村壱馬/THE RAMPAGE)と交換した名刺が良き道標になるのだろう。3人のことを“希望”のように見守るみね(岡山天音)も、このカフェ構想に関わってくるのだろうか。

 サチの父親とサチに脅されているバイト先の上司・田所(橋本じゅん)が接点を持ってしまったことが、後々どう影響してくるのかも気になるところだ。

■放送情報
『日曜の夜ぐらいは...』
ABCテレビ・テレビ朝日系にて、毎週日曜22:00〜放送
出演:清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠、岡山天音、川村壱馬(THE RAMPAGE)、やついいちろう(エレキコミック)、今立進(エレキコミック)、椿鬼奴、飛永翼(ラバーガール)、橋本じゅん、和久井映見、宮本信子ほか
脚本:岡田惠和
演出:新城毅彦、朝比奈陽子、高橋由妃、中村圭良
企画・プロデュース:清水一幸
プロデューサー    山崎宏太、山口正紘、郷田悠(FCC)、浅野澄美(FCC)
制作協力:FCC
制作著作:ABCテレビ
©︎ABCテレビ
公式サイト:https://www.asahi.co.jp/drama_22_abctv/
公式Twitter:@nichigura_abc
公式Instagram:@nichigura_abc

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