『ザ・フラッシュ』US版と日本版予告がまるで違う!? 比較してわかる“すごいシーン”も

 今回、母を救うため過去を、世界を変えてしまったバリーの行為は許されるものではないことかもしれない。でも、バットマンだけは“自分もバリーと同じ力を持っていたら同じことをしたと思う”的な声をかける。バットマンの優しさがわかる。

 今回の両予告を観て安心(?)したのは、ベン・アフレック版バットマンの活躍シーンも多そうなこと。この予告の中でバイクに乗って活躍しているバットマンは、ベン・アフレック版です。そして、サッシャ・カジェ演じるスーパーガールの凛々しいこと! 米国版の予告でスーパーガールが胸のマーク(地球人にとってそれは“S”に見える)について触れる際、バリーが「(そのマークの意味は)希望=HOPEだよね」と言う。スーパーガールがちょっとビックリする。なぜクリプトン人ではないバリーがその意味を知っているのか? なぜならこのバリーは元の世界でスーパーマンと一緒にジャスティス・リーグで戦った仲であり、彼から聞いていたのです。さりげないけど、このシーンは印象に残りました。

 なお日本版予告、米国版予告にも収録されていますが、日本版ならではの“すごいシーン”があって、これがアメリカのDCファンの間で話題になっています。僕も海外のファンサイトの指摘をみて「なるほど!」と思いました。ネタバレになるので書きませんが、とにかく両者を観比べてみてください。

 それにしても両予告でもバットウィングからフラッシュ、スーパーガール、そしてもう1人のバリー(恐らく彼もスーパーパワーをもって“フラッシュ”になる。そのコスチュームがマイケル・キートン版バットマンのスーツを赤くぬった簡易版であることがわかります)がとびだしてくるシーンのかっこいいこと! これぞスーパーヒーロー映画です! 期待しかない。実際、シネマコンでこの映画を観た人たちから絶賛の声が上がっています。本当に楽しみです。

■公開情報
『ザ・フラッシュ』
6月16日(金)日米同時公開
監督:アンディ・ムスキエティ
出演:エズラ・ミラー、ベン・アフレック、マイケル・キートン、サッシャ・カジェ、マイケル・シャノン
配給:ワーナー・ブラザース映画
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公式サイト:flash-movie.jp

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