『マンダロリアン』ジョン・ファヴロー、『ジェダイの帰還』のその後を描く理由を語る

 ディズニープラスにて独占配信中の『マンダロリアン』シーズン3。製作総指揮を務めるジョン・ファヴローとデイヴ・フィローニよりコメントが到着した。

 本作は、2019年にシーズン1、2020年にシーズン2が配信され、『スター・ウォーズ』ファンから評価された、孤高の賞金稼ぎマンダロリアンこと“マンドー”とフォースの力を秘めた子ども“グローグー”の冒険を描く実写オリジナルドラマシリーズ。

 『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の5年後の世界を舞台に描かれる『マンダロリアン』シリーズ。製作総指揮を務めるジョン・ファヴローは「本シリーズは『エピソード6/ジェダイの帰還』の終わりから『フォースの覚醒』までの空白の期間を埋める重要な役割を担っている。そして、その時代は『スター・ウォーズ』を語るうえで最も興味深い時代なんだ」と、本シリーズの舞台になっている時代について言及。ジョージ・ルーカスからの信頼も厚い製作陣が、映画シリーズの空白の時間を解き明かすべく挑んだ本作について明かしている。

 『マンダロリアン』の舞台は「エピソード 6/ジェダイの帰還」の5年後から『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』までの世界。ルークやレイアら反乱軍の活躍により、恐怖で銀河を支配していた帝国が崩壊するも、いまだ平和は訪れず、帝国の残党が暗躍する混沌の時代だ。ファヴローは「帝国が崩壊し、誰もが祝杯をあげた。新しい時代の始まりと、帝国を倒すために懸命に戦った人々に。でも、新しい時代は旅する戦士にとっては、適合するかどうかわからない、不安定な時代なんだ」と、物語の背景にある時代を解説。さらに、「混沌とした時代には、弱者を利用する人がいて、力を持った人たちは自分たちの利益のために行動するのか、それとも英雄になって、弱者のために新しい世界を作り発展させようとするのか、決断しなければならない。そういった葛藤は、物語を語る上で素晴らしい背景となる」と、移り変わろうとする時代の背景には、人々の様々な葛藤が存在し、そこには物語としての魅力がつまっていると語った。新シーズンでは、これまで敵対していたマンダロリアンたちがマンドーやボ=カターン・クライズを中心に一つの種族として団結し始めたり、帝国側に属していた人々が更生プログラムを受け、 共和国のために役に立とうとしたりと、それぞれのキャラクターが人生における決断をしている様子が描かれている。

 また、『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』や『スター・ウォーズ 反乱者たち』などのアニメーションシリーズを一任され、ルーカスから最も厚い信頼を寄せられている一番弟子のデイヴ・フィローニも「僕が『スター・ウォーズ』に長年関わってきた中で学んできたことは、“素晴らしい物語に終わりはない”ということだよ。ジョージ・ルーカスが作り上げた広大な宇宙には、まだ発見されていないキャラクターがたくさんいて、たくさんの冒険が隠されている。そしてそれを解き明かしていくのは、人々にとって大きな魅力の一つなんだ」と言及。ルーカスの生み出した『スター・ウォーズ』の世界には、まだまだ語られるべき魅力的なキャラクターや時代がたくさんあるのだと語っている。

■配信情報
『マンダロリアン』シーズン3
ディズニープラスにて、毎週水曜日に独占配信中
©2023 Lucasfilm Ltd.

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