ディズニー&ピクサー『マイ・エレメント』、第76回カンヌ映画祭クロージング作品に決定

 8月4日に全国ロードショーされるディズニー&ピクサー映画『マイ・エレメント』が、第76回カンヌ国際映画祭のクロージング作品に決定した。

 世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』(1995年)以来、四半世紀以上にわたりヒット作を生み出してきたピクサー・スタジオ。ピクサー長編作品としては、2009年(第62回)の『カールじいさんの空飛ぶ家』、2015年(第68回)の『インサイド・ヘッド』、2020年(第73回)の『ソウルフル・ワールド』に続き、“火・水・土・風のエレメントの世界”を描いた『マイ・エレメント』が第76回カンヌ国際映画祭のクロージング作品に決定。監督を務めたピーター・ソーンをはじめとするスタッフや声優陣が参加するワールドプレミアの実施も決定し、カンヌの地で世界初上映となる。  

 なお本作は、ピクサー・アニメーション・スタジオのトップ(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)で、過去にカンヌで公式上映された3つのピート・ドクター監督作品以外で初めて選出されたピクサー作品となる。この決定に際し、ドクターとカンヌ国際映画祭総代表のティエリー・フレモーはコメントを発表。

 ドクターは、「私たちがようやくパンデミックから抜け出し、ストーリールームやアニメーション制作、ブレインストーミングでまた集まることができ、そしてカンヌの地に戻ってくることができたことは喜びであり名誉なことです」と、『マイ・エレメント』のカンヌ映画祭での上映についてコメント。また、「並外れた素晴らしいストーリーテラーであるピーター・ソーン監督の『マイ・エレメント』はとても面白くて、心に深く響き、率直に言っても観るものを圧倒する作品になっています」と作品についても自信の様子。

 一方のフレモーは、「今年のクロージング作品として『マイ・エレメント』を上映することは、私たちがそれぞれの人生について改めて思いを巡らせるための素晴らしい機会となるでしょう」と期待を寄せている。

 また、ソーン監督によるスペシャルアートワークも公開された。

コメント

ピート・ドクター(ピクサー・アニメーション・スタジオ/チーフ・クリエイティブ・オフィサー)

今年のカンヌへの復帰はピクサー・アニメーション・スタジオにとって、とても特別なことです。
私たちがようやくパンデミックから抜け出し、ストーリールームやアニメーション制作、ブレインストーミングでまた集まることができ、そしてカンヌの地に戻ってくることができたことは喜びであり名誉なことです。
そして、並外れた素晴らしいストーリーテラーであるピーター・ソーン監督の『マイ・エレメント』はとても面白くて、心に深く響き、率直に言っても観るものを圧倒する作品になっています。
本作は大きなスクリーンのある劇場で映画を楽しんでもらうために制作しました。カンヌ映画祭でワールドプレミア上映されることをとても嬉しく思います。

ティエリー・フレモー(カンヌ国際映画祭総代表)

長年にわたり、カンヌ国際映画祭は世界中からのアニメーション映画を上映してきました。
ピクサー・アニメーション・スタジオは、ピート・ドクターが監督した『カールじいさんの空飛ぶ家』で2009年のカンヌ映画祭のオープニングを飾り、カンヌの歴史を作りました。それはとても素晴らしいイベントでした。
今年のクロージング作品として『マイ・エレメント』を上映することは、私たちがそれぞれの人生について改めて思いを巡らせるための素晴らしい機会となるでしょう。

■公開情報
『マイ・エレメント』
8月4日(金)全国ロードショー
監督:ピーター・ソーン
プロデューサー:デニス・リーム
キャスト:リア・ルイス、ママドゥ・アティエ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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