4月18日よりテレビ朝日系で放送がスタートするドラマ『unknown』の制作発表記者会見が4月14日、テレビ朝日本社にて行われ、高畑充希、田中圭、町田啓太、麻生久美子、吉田鋼太郎が登壇した。

　『おっさんずラブ』シリーズ（テレビ朝日系）のスタッフが再集結して制作する本作は、2人の深い愛を描くラブストーリーに、連続殺人事件が絡み合う“ラブサスペンス”。週刊誌のエース記者で、その正体は吸血鬼という闇原こころ役を高畑、交番勤務の熱き警察官ながら、想像を絶する秘密を抱える朝田虎松役を田中、虎松の恋のライバル・加賀美圭介役を町田、こころの両親役を麻生、吉田が演じる。

　ドラマのティザー映像はすでに100万再生を超えており、高畑は「（再生数のうち）10万は私なんじゃないかっていうくらい、いっぱい観ちゃいました」とにっこり。「現場にいるとふざけてる時間が長すぎてコメディを撮ってるような感覚だけど、予告を観たらラブサスペンスになっていて、“違う作品を撮ってるのかな”と自分の気持ちが迷子になる感じもあった」と現場の雰囲気の良さを明かした。

　第1話の予告編では、とりわけ桜の花びらが舞う中でのキスシーンが話題を呼んでいるが、田中曰く天候の都合で当初の予定よりも撮影が後ろ倒しになったそう。田中は「現場で（高畑と）一緒にいる時間を重ねて“照れ”が減ってきたくらいであのシーンが撮れた」とし、「天候に助けられた」とコメント。本作にはスタッフから「キスシーン多くない？」との声が上がるほどキスシーンが数多く登場するといい、高畑は「バリエーション豊かに、最終話までめげずにやっていきたい」と話した。

　一方、笑い上戸だという町田は、初共演となる吉田との撮影を控えて「ビクビクしていると告白。高畑、田中に「どうやって耐えているのか聞きたい」と質問するも、2人は「耐えてない」（田中）、「無理」（高畑）と即答。高畑が「ただ撮り直すだけ」と言い切ると会場は大爆笑で、町田も「抵抗しないほうがいいんですね、諦めればいいんだ。じゃあ、スタッフのみなさんに先に謝っておきます」と笑顔で頭を下げた。

　初共演のキャストが多いという麻生は、「最初は緊張していたけど、だんだん私も参加させてもらえるようになってきた」と報告。そんな麻生にゾッコンの夫役を演じる吉田は、「田中圭くんとか充希ちゃんとは（これまでにも）いろいろやってますから、さほどの新鮮さもないですし、会っても会わなくてもどっちでもいい。麻生さんに会える日々が人生の幸せ」と話して笑わせた。

　さらに吉田には、ドラマの内容にちなんで「大切な人にこれだけは守ってほしいルールを設けるタイプ？」との質問が。吉田は「ないです」と断言し、2歳の娘が「洗面所に水を張って、服を着たまま入っていた」というエピソードを披露。その際、「『すぐ出なさい』と思ったけど、おもしろいと思ってしばらく動画を撮った」といい、ルールを押し付けるのではなく相手の気持ちを理解しようとする余裕を持ちたい、と持論を展開。もちろん、それは娘だからこそのことではあるが、吉田は「もし田中圭がお風呂入ってたら……それもおもしろいか」と続け、田中も「そのときも動画撮ってください」と笑い合うなど、さすがのチームワークを見せた。