神木隆之介×浜辺美波による“お祭り”な朝ドラが開幕 『らんまん』第1週の見どころを解説
NHK連続テレビ小説『らんまん』が、4月3日よりスタートする。
主演を務めるのは神木隆之介。男性主演の朝ドラは『エール』(2020年)の窪田正孝以来、約3年ぶりとなる。その窪田が劇中で演じた役のモデル・古関裕而と共通する「天才」と呼ばれたのが、今回、神木が演じる主人公・槙野万太郎の人生の型となっている牧野富太郎だ。
日本の植物分類学の礎を築いた植物学者・牧野富太郎博士。その最大のチャームポイントは「笑顔」だった。3月7日に開かれた記者会見の中で、制作統括の松川博敬は「直感的に神木隆之介だな」と思ったと話しつつ、「後付けですけど、底抜けの笑顔が素敵であるというところだったと思います」とも神木が万太郎を演じる理由を語っていた。
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記者試写会として一足先に観た第1週「バイカオウレン」に神木が演じる万太郎は、高知県安芸市にある洞窟「伊尾木洞」で撮影された第1話冒頭の短いアバンとその後のタイトルバックのみに登場していた。それでもひしひしと伝わってくるのは、まさに天真らんまんな植物に対する情熱、画面いっぱいに溢れるような神木の笑顔。
事前番組『もうすぐ!らんまん』では、本番前のドライで茶目っ気にドスの利いた声を出してみたり、カメラに超接近してスタッフ陣を笑わせたり、語りを担当する宮﨑あおいが明かしていた台本にある「(ズギャン!)」というト書を実際に声に出してしまうといったエピソードもあり、現場を盛り上げていく座長としての姿と神木のピュアさが垣間見える。ちなみに、少年時代の万太郎を森優理斗(5歳)、小林優仁(9〜12歳)の2人が演じ、第2週のラストにバトンタッチ。第3週からが神木の本格登場となる。
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その第3週からは浜辺美波、志尊淳、佐久間由衣といったメインキャストが勢揃い。映画『屍人荘の殺人』(2019年)で共演し、神木を「心から尊敬し兄のように慕っている方」と語る浜辺が演じるのは、東京にやってきた万太郎が運命の出会いを果たす後の妻・西村寿恵子(『NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 らんまん Part1』より)。神木とは「隆」「淳」と呼び合う仲の志尊は、万太郎のお目付役にあたる番頭の息子・竹雄を演じる。バディーにも似た主従関係は、すでに少年時代の第1週から色濃く描かれており、そこは神木と志尊のコンビになることでさらに息の合った芝居になっていくだろう。