中村倫也、次はどこに向かう? 結婚後のキャリアにも期待

「おめでとうという優しい言葉を人生で一番多くいただきまして、胸がいっぱい、そしてお腹もいっぱいになったのか初めてごはんがあまり多く食べられませんでした」

 3月27日に放送された日本テレビ系の情報番組『ZIP!』でこのようにコメントしたのは、水卜麻美アナウンサー。3月25日に俳優・中村倫也と水卜が結婚を発表し、日本中が驚きと幸せムードに包まれた。

 そして前述の『ZIP!』には、なんと中村も登場。生放送で嬉しさと恥ずかしさが入り混じっている様子だったが、結婚後初の2ショットを見ることができ、月曜でぼんやりとしていた心もほっこりとした朝だった。

 一方の中村は発表した文書の中で、水卜について「生活に彩りと安心をもたらしてくれる、春風のような方です」と、今の季節にピッタリなコメントを寄せた。そして2人の似顔絵も添えられ、関係性もよくわかる温もりを感じられる内容となっていた。

 中村は、俳優としてのキャリアを2005年にスタート。上野樹里と共演したダイワハウス D-room「妻、出張中」篇では、怖がりの小動物のような姿を見せ、かわいさも感じさせる。どこか力の抜けた、気の張らない優しい雰囲気に包まれる中村は、その魅力を携え、数えきれないほど多くの役を演じてきた。

 そして、多くの人の心を奪ったのは、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』ではないだろうか。ヒロインの鈴愛(永野芽郁)が恋に落ちる朝井正人を演じ視聴者を虜にした。また、2019年にはディズニー映画『アラジン』日本語吹替版のアラジン役として、多くの歌番組にも出演し、アラジンに見合う歌唱力と表現力で新たな側面を見せてくれた。

 記憶に新しいのは、2022年7月期のTBS金曜ドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』で演じた、天才的な記憶力を備えながらもどこかふらふらとしている弁護士・羽根岡佳男だろう。有村架純演じる石田硝子とのテンポの良いやり取りと、心の隅に何かを抱えているような役柄は毎週視聴者の心を惹きつけた。さらに、第46回日本アカデミー賞で10部門の優秀賞を受賞した映画『ハケンアニメ!』にも伝説の天才アニメ監督として出演している。舞台でもその演技力を発揮しており、今年に入ってからは黒木華とともに、宮沢賢治とその妹を描いた『ケンジトシ』に出演した。

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