杉野遥亮、『罠の戦争』草彅剛との再共演に意欲 「もっと成長した姿をお見せしたい」

 草彅剛主演ドラマ『罠の戦争』(カンテレ・フジテレビ系)が、3月27日についに最終回を迎える。第10話のラストシーンで、鷲津(草彅剛)に尽くしてきた眞人(杉野遥亮)の裏切りが発覚し、視聴者に大きな衝撃を与えている本作。最終回の放送を前に、眞人を演じた杉野遥亮に、第10話のラストシーンの裏側や、草彅剛とのエピソード、クランクアップを迎えた今の気持ちを聞いた。

草彅剛とは、“3〜4回ハグ”する関係に

ーー眞人は、草彅剛さん演じる鷲津をそばで支えてきた存在でした。共演した感想はいかがですか?

杉野遥亮(以下、杉野):ずっと、ありがたいなと思っていました。贅沢だなぁ……と。草彅さんの演技を見ながら、鼓舞されていました。

ーー具体的にどのような部分に?

杉野:草彅さんは役に入ると、出ているエネルギーやオーラが変わるんです。それに、すごく引っ張ってもらいました。「自分も真似したい」「どうやったらあんなふうになるんだろう?」と刺激をもらったのと同時に、草彅さんが積み重ねてきたものに比べたらまだまだだなとも思わされました。でも、俳優としてはすごく幸せなことですよね。打ちひしがれることも多かったですが、草彅さんは温かい言葉をかけてくださるし、僕の様子を繊細に見てくれていたんです。そういった優しさにも救われました。

ーーすごく素敵な関係ですね。

杉野:本当に、そういう先輩に出会えてよかったです。この間お会いした時なんて、3〜4回ハグしましたもん(笑)。

ーー蛍原梨恵役の小野花梨さんとの共演シーンも多かったですよね。

杉野:小野さんとのシーンも、むずかしかったですね。僕も小野さんの役も、自分のためというよりは、鷲津さんのためにという想いが根底にあったので。それに加えて、恋愛的な要素もあったので、そこを自分のなかで消化していくのも大変でした。

ーーでは、岸部一徳さんや片平なぎささんなど、ベテラン陣と共演して得たものを教えてください。

杉野:いろいろな先輩がいらっしゃったので、貪欲に自分の芝居をくずしたりしてみました。第1話の序盤なんて、みなさんが集まっていたじゃないですか。その瞬間、「このドラマすごいなぁ」と思って。自分も頑張りたい、頑張らなきゃと気合を入れていただきました。

関連記事