ペドロ・パスカルも絶賛 『マンダロリアン』ルーカスフィルム公認の浮世絵ビジュアル公開

 ディズニープラスにて配信中の『マンダロリアン』シーズン3にインスパイアされた浮世絵ビジュアルが公開された。

 本作は、2019年にシーズン1、2020年にシーズン2が配信され、『スター・ウォーズ』ファンから評価された、孤高の賞金稼ぎ“マンダロリアン”(以下、マンドー)とフォースの力を秘めた子ども“グローグー”の冒険を描く実写オリジナルドラマシリーズ。

 『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の5年後を舞台に描く本作は、『スター・ウォーズ』シリーズをこよなく愛する製作陣が、「ジョージ・ルーカスがもし今、続編を作るとしたら」という発想のもと作り上げたシリーズだ。家族を失い一匹狼だったマンドーが、フォースの力を秘めたグローグーと出会い、2人で大冒険を繰り広げる。

 公開された2種類の浮世絵ビジュアルは、ルーカスフィルム公認。現代の浮世絵師TAKUMIがマンドーとグローグーからインスパイアされ、2人の絆を浮世絵ならではのタッチと表現で描いた。

 TAKUMIは、これまでもマーベル公式ライセンスアートとして“アイアンマン”、“マイティー・ソー”、“キャプテン・アメリカ”など新令和浮世絵を手がけ、『ソー:ラブ&サンダー』では風神雷神図をイメージしたオリジナル作品を手がけた。もともと『スター・ウォーズ』の大ファンだというTAKUMIは、「長く『スター・ウォーズ』ファンである私にとって『マンダロリアン』シリーズは真の最高傑作の一つです。物語性やコンセプトを通した日本文化への深いオマージュの数々を日本人として嬉しく思うと同時に、現代の浮世絵を担う者として今回のオファーを頂けたことを大変光栄に感じています。本作品に相応しい作品を創り上げていくという使命感で今も胸が高鳴っています」と喜びを語った。

 さらに「自身の中では『マンダロリアン』がスタートした時から浮世絵として描いてみたい構図を沢山思い描いてきたので、広い意味では2年近く構想を練ってきたことになります。“武者絵”にコンセプトを決めてからは10日間ほど不眠不休で筆を走らせましたね(笑)。原作のキャラクターデザインの持つ魅力を活かしつつ、日本古来の装備や服飾に変換しているところにも注目いただければと思います」とコメント。

 このビジュアルをいち早く見たペドロ・パスカルも「僕が日本語を話せたら、これがどれだけ美しいかを日本語で伝えられるのに……。本当にありがとう! サンキュージャパン!」と絶賛のコメントが寄せられた。

 作中に登場するマンダロリアン一族の行動の指針となる合言葉「我らの道(“This is the way”)」がタイトルになっている『THIS IS THE WAY』は、鬼気迫る戦いの姿を武者絵の構図でフレーム全体を使って躍動感満載に表現している。TAKUMIは「背中のジェットパックから出る炎や炸裂する効果線などは、当時の武者絵の画期的な特色である鮮やかな色彩と強いコントラストで表現し、現代に甦る“武者絵”としてダイナミックに仕上げました」と解説。

 そして、マンダロリアンとグローグーの“二つの一族”を意味する『CLAN OF TWO』は、2人の絆を武者絵の“構え”構図、歌舞伎界の“見栄切り”を参考に描いており、TAKUMIは「タトゥイーンの太陽を、描かれた人物の思いを表現する浮世絵の伝統技“小窓”と見立て、“CLAN OF TWO”のシンボルを刻んでいます」と語った。

 パスカルはシーズン3での2人の関係について「二人の絆にはまだまだ掘り下げたいことがたくさんあるんだ。親と子の関係はとても豊かなものだし、その関係性は変化することもあるからね。シーズン3では、そのような展開や機会が増えるのがとても楽しみだよ」と、より2人の絆が濃密に描かれることを言及。TAKUMIも「世界中のファンの皆さんと同じく、もう一度二人が共に旅する姿が見られることを本当に嬉しく思います。物語としてもいよいよ惑星マンダロアを探索し、マンダロリアンの起源や教義というパンドラの箱を開けていくストーリーになってきているのでとてもワクワクしています。ここから描かれるマンドーとグローグーが各々に抱く意思や共に歩む覚悟、前シーズンよりも深みを増した二人の絆を見守っていきたいと思います」と期待を語った。

■配信情報
『マンダロリアン』シーズン3
ディズニープラスにて、毎週水曜日に独占配信中
©2023 Lucasfilm Ltd.

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