2023.03.01 18:35

『マンダロリアン』S3配信記念イベントにペドロ・パスカルら集結　「本当に最高だよ」

文＝リアルサウンド映画部

　3月1日17時よりディズニープラスでシーズン3が配信開始となった『マンダロリアン』のスペシャルローンチイベントが、日本時間3月1日に米ロサンゼルスのエル・キャピタンシアターにて開催された。

　2019年にシーズン1、2020年にシーズン2が配信された『マンダロリアン』は、賞金稼ぎ“マンダロリアン”とフォースの力を秘めた子ども“グローグー”の冒険を描く、『スター・ウォーズ』から生まれた実写オリジナルドラマシリーズ。

　スペシャルローンチイベントには、シーズン1から主人公・マンダロリアン（以下、マンドー）を演じるペドロ・パスカルをはじめ、伝説的マンダロリアンであるボ＝カターン・クライズ役のケイティー・サッコフ、帝国軍の残党を率いるモフ・ギデオンを演じるジャンカルロ・エスポジートら本シリーズではお馴染みの俳優陣に加え、大の『スター・ウォーズ』ファンである本作の製作総指揮ジョン・ファヴローや、ジョージ・ルーカスからの信頼も厚いデイヴ・フィローニらが集結した。

　ファンで埋め尽くされたレッドカーペットに早速マンドー役のパスカルがマンドーとグローグーと登場すると、会場は大熱狂に包まれた。これまで本シリーズでは二人の“親子のような絆”が描かれ世界中のファンを魅了してきたが、シーズン1からマンドーを演じ続けてきたパスカルは「マンドーとグローグーがまた一緒に旅に出られるというのは本当に最高だよ。まだまだ二人には掘り下げる余地がたくさんある。なぜなら二人の親子のような関係性はとても豊かで、必ずしもマンドーがグローグーに教えているだけでなく、彼もグローグーから学ぶことがある。その関係性はとても素晴らしいし、そんな二人をさらにシーズン3で掘り下げていくのはとても楽しかった」と、これからさらに深まっていく二人の絆について言及した。

（左から）デイヴ・フィローニ、ペドロ・パスカル、ケイティー・サッコフ、ジョン・ファヴロー

　そして、『スター・ウォーズエピソード4／新たなる希望』を公開当時劇場に観に行った以来大の『スター・ウォーズ』ファンであり、『スター・ウォーズ』の生みの親であるルーカスへ最大のリスペクトを込めて本作を手がけているファヴローは、「僕たちはこの作品を作ることが大好きなんだ。今は完成したことにホッとしていて、すべてに満足しているよ。そして、それをやっとみんなと共有することができる。だからこの瞬間は、みんなの反応をじっくりと見て楽しむことができる。僕たちと同じように楽しんでもらえることを願っているよ！」と配信を迎える喜びを語るほか、「日本の侍映画はジョージ・ルーカスにとても大きな影響を与えたんだ。僕たちもそんなルーカスの精神を受け継ぎ、間違いなく侍映画から大きなインスピレーションを受け続けているよ。そして僕らは日本のファンをとても愛している。食べ物やおもちゃ、そして文化も、日本が大好きなんだ！」と、『スター・ウォーズ』の生みの親であるルーカスと日本映画へのリスペクトとともに、日本に向けて愛を語った。

　また、ファヴローと同じく製作総指揮を務めるフィローニは、アニメーション作品などの日本文化好きとして知られているが、「日本のファンの皆さんと本作を分かち合えることにとても興奮しているよ。僕は日本に行くのが大好きだし、何人かの『スター・ウォーズ』ファンにも会ったんだ。だから、みなさんが楽しんでくれることを願っているよ。フォースはみなさんとともに強くあります」と、その溢れ出る愛を日本に向けて告白。『スター・ウォーズ／クローン・ウォーズ』などのアニメーションシリーズをすべて任されるなど、ルーカスから厚い信頼を寄せられているフィローニは「『マンダロリアン』シリーズに参加していることと、ファンがこの作品を気に入ってくれていることを嬉しく思っているんだ。僕は、ジョージ・ルーカスが作ったもの、彼の神話とサーガの基盤に大きな敬意を抱いている。そして、僕たちの創る作品はその全体像の一部だと思うし、僕はそれで構わない。人々が本作を楽しんでくれて嬉しいんだ」と、熱い思いを明かした。

　そのほかにも、グリーフ・カルガ役のカール・ウェザース、ペリ・モットー役のエイミー・セダリスらキャスト陣から、監督を務めるリック・ファミュイーワらが登場し、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。