『シャザム!~神々の怒り~』ヘレン・ミレンがDC参加を決めた意外な理由とは?
3月17日に日米同時公開されるDC映画『シャザム!~神々の怒り~』に出演しているヘレン・ミレンのコメントが到着した。
本作は、『THE BATMAN―ザ・バットマン―』『ジョーカー』などを生み出してきたDCの新作映画。見た目は大人だが中身は子どものヒーローと神々との闘いを描くのバトルアドベンチャーだ。
シャザムは、古代の魔術師より6人の神のパワー(S=ソロモンの知恵、H=ヘラクレスの剛力、A=アトラスのスタミナ、Z=ゼウスの万能、A=アキレスの勇気、M=マーキュリーの神速)を授かった最強ヒーロー(大人の姿)だが、実はその中身はコドモのビリー。そんなシャザムに怒り、地球に襲来する“神の娘”三姉妹の長女で、冷酷で聡明なヘスペラを演じるのが、『クィーン』でアカデミー賞主演女優賞受賞歴、近年は『ワイルド・スピード』シリーズにも出演しているミレン。50年以上にも渡り様々な役を演じてきたミレンだが、これまで悪役はあまり演じておらず、ヘスペラ役のオファーに心惹かれていたと明かす。「メインの悪役はあまりや ったことがなかった。この作品が初めてなような気もする。女性がメインの敵である作品はあまりないと思っていたから、本作でそれが実現できて嬉しい!」と語っている。
さらに、凶暴で野心家の次女カリプソ役を、『チャーリーズ・エンジェル』『キル・ビル』など、数々のアクション映画に出演するルーシー・リューが演じている。映画、ドラマなど幅広いジャンルで活躍するリューは“ガチ”のアメコミファンでもあるようで、本作の出演オファーに喜びを隠せなかったという。「私は昔からアメコミを読んで育った。だからこそ余計に興味を持ったし、もともと大好きなシリーズだったから、出演オファーを貰った時すごく嬉しかった。これまで多くのアクション映画を撮ってきたけど、こんな世界観は初めてだった」と出演の決め手を明かした。
そして、デヴィッド・F・サンドバーグ監督は、2人の演技が必要不可欠だったと明かす。「彼女たちは、敵役に“深み”を与えてくれた。コメディ要素の多い映画ではあるけど、悪者は全く間抜けな感じではない。彼女たちはとてもシリアスだから、シャザムのギャップでユーモラスな瞬間を産む。正直なところ、下手な俳優を起用すれば、簡単に間抜けな悪役になりうるけど、ヘレンやルーシーだからこそ、威圧感のある素晴らしい敵役を表現してくれたんだ」と太鼓判を押している。
■公開情報
『シャザム!~神々の怒り~』
3月17日(金) 全国ロードショー
監督:デヴィッド・F・サンドバーグ
出演:ザッカリー・リーヴァイ、アッシャー・エンジェル、ジャック・ディラン・グレイザー、ジャイモン・フンスー、レイチェル・ゼグラー、ルーシー・リュー、ヘレン・ミレン
配給:ワーナー・ブラザース映画
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