アヌシー国際アニメーション映画祭最高賞受賞 『プチ・ニコラ パリがくれた幸せ』6月公開

 2022年のアヌシー国際アニメーション映画祭で最高賞のクリスタル賞を受賞したフランス映画『Little Nicholas Happy as can be(英題)』が、『プチ・ニコラ パリがくれた幸せ』の邦題で6月9日より新宿武蔵野館、ユーロスペースほかにて順次公開されることが決定した。

 本作は、フランスで50年以上愛される児童書『プチ・ニコラ』を初めてアニメーション映画化したもの。第75回カンヌ国際映画祭スペシャル部門に正式出品され、2022年アヌシー国際アニメーション映画祭でクリスタル賞(最高賞)を受賞した。

 さらに本作は、3月17日から22日に開催される第1回新潟国際アニメーション映画祭コンペティション部門に出品されることも決定しており、3月19日、20日には、2人の監督アマンディーヌ・フルドン、バンジャマン・マスブルを迎え、ジャパンプレミア上映が予定されている。

 『プチ・ニコラ』を初めてアニメーション作品として映画化するにあたり、原作のイラストレーターであるジャン=ジャック・サンペがグラフィック・クリエーターとして参加した。

 サンペはアニメ映画制作にあたり、親友でもあった亡きルネ・ゴシニの記録に基づくリアリティを大切にしたという。そしてカンヌ国際映画祭での上映やアヌシーでの最高賞受賞を見届けて、2022年に89歳で亡くなった。

 あわせて公開されたポスタービジュアルは、2人の原作者が、パリの小さなアトリエで『プチ・ニコラ』を創造する様子と、222作品もの物語が生まれた作家ルネ・ゴシニのタイプライターにやんちゃなニコラが横たわり、“小さなアトリエから生まれた大きな物語”というコピーが添えられている。

■公開情報
『プチ・ニコラ パリがくれた幸せ』
6月9日(金)より、新宿武蔵野館、ユーロスペースにて全国順次公開
原作:ルネ・ゴシニ、ジャン=ジャック・サンペ『プチ・ニコラ』(世界文化社刊)
監督:アマンディーヌ・フルドン、バンジャマン・マスブル
脚本:アンヌ・ゴシニ、ミシェル・フェスレー
音楽:ルドヴィック・ブールス
出演:アラン・シャバ、ローラン・ラフィット、シモン・ファリほか
配給:オープンセサミ、フルモテルモ
後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本
フランス/2022/仏語/ビスタ/5.1ch/86分/字幕翻訳:古田由紀子/映倫:G
©2022 Onyx Films – Bidibul Productions – Rectangle Productions – Chapter 2
公式サイト:petit-nicolas.jp

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