赤楚衛二「よかったね、貴司……」 『舞いあがれ!』舞へ送った愛の言葉の意味を明かす

 毎週月曜日から土曜日まで(土曜日は1週間の振り返り)放送されているNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』。貴司役の赤楚衛二からコメントが寄せられた。

 舞(福原遥)と貴司(赤楚衛二)の結婚という一つの節目を経て、赤楚は「よかったね、貴司……としみじみ思います」と語る。

「舞ちゃんと結婚するとは聞いていたのですが、告白した翌週の台本でもう結婚していたので驚きました。明確なプロポーズのシーンはなかったので、前の週にあった公園での告白がもうプロポーズなのかなと。よかったね、貴司……としみじみ思います。貴司から舞ちゃんへの思いは恋ではなく、愛に近いですよね。貴司から舞ちゃんへの『ずっと好きだった』というセリフは『愛してる』のレベルだと思います。『ずっと』とはいつからなのか、僕なりには気持ちを含ませながら演じてきたつもりですが、いかがだったでしょうか(笑)」

 第97話で福原が「赤楚さんとお互い恥ずかしがりながらの撮影になりました(笑)」と明かしていたのが指切りのシーン。赤楚は「指切りのシーンがすごく照れくさかったんですよ(笑)。指切り、自分が最後にしたのはいつなのか全然記憶がないですね。例えば10代だったらできますが、結婚した夜に大人になった貴司と舞ちゃんでゆっくり指切りするのが恥ずかしくて。しかも演出のディレクターから『見つめあって!』と言われて、ますます恥ずかしくなりました。リハーサルでは照れ隠しでふざけたバージョンの指切りげんまんもやったのですが、それはナシということに。でもそんな照れくささを乗り越えた分、すてきなシーンになったのではないかと思います」と語った。同じようにドキドキしたシーンとして“ケーキ入刀”を挙げ、「ウエディングケーキ入刀は初めての経験でした。『俺、このまま結婚するのかな?』みたいな感覚になりましたが(笑)、2人で切るって難しいですね。僕がこの辺かなと思った場所と舞ちゃんが切ろうとした場所がちょっと違って、『あ、そっちでいいの?』と心の中で思っていました(笑)」と振り返る。

 一方で、顔なじみの面々が揃った結婚パーティーは、貴司的に落ち着かなかったところもあったようで、赤楚は「パーティーの撮影日は休憩時間にいろんな方とお話できて、すごく楽しかったです。ただ、会場には舞ちゃんの友達ばかり! 貴司の友達がいなくて、実は少し寂しかったです(笑)。ウエディングパーティーですから、花嫁が主役というのはわかってるんですよ。でもみんなが舞ちゃんを見ていて、僕は誰とも目が合わないんです(笑)。唯一、うちの両親が見てくれて愛を感じました」と明かす。

 貴司にとって、幼なじみから妻となった舞はどう見えているのか。

「結婚前も後もほぼ変わらないスタンスで舞ちゃんを見守っている貴司ですが、しいて言えば見守る距離感が結婚後はちょっと近くなっていると思います。舞ちゃんにとって本当に大事なとき、貴司は何か言葉をかけてきたのですが、それでも結婚前は舞ちゃんに対するあこがれというか、少し遠い存在だという思いもあったんですよね。その距離が結婚後はなくなったなと感じます。全然けんかをしないのも、この夫婦のすてきなところだなと感じながら演じています」

 赤楚は舞&貴司なりの夫婦としての形を尊重する。

「舞ちゃんと貴司はそれぞれに仕事を持ち、違う道を歩んでいる夫婦です。家族としてどうやって支え合うのかが、この先の見どころになってくるんじゃないでしょうか。どういう距離感でいるのか、お互いをフォローし合うアプローチの仕方は見ていただきたいですね。あとは、料理でもなんでもこなす貴司にもご注目ください。いい夫になれるように頑張っているので(笑)」

 第98話では、舞と貴司が3人分のお弁当を作るそう。今後は貴司のキッチンでの立ち回りにも注目だ。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』
2022年10月3日(月)から 2023年4月1日(土)まで
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:福原遥、横山裕、高橋克典、永作博美、赤楚衛二、山下美月、目黒蓮、長濱ねる、高杉真宙、山口智充、くわばたりえ、又吉直樹、吉谷彩子、鈴木浩介、高畑淳子ほか
作:桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太
音楽:富貴晴美
主題歌:back number 「アイラブユー」
制作統括:熊野律時、管原浩
プロデューサー:上杉忠嗣
演出:田中正、野田雄介、小谷高義、松木健祐ほか
主なロケ予定地:東大阪市、長崎県五島市、新上五島町ほか
写真提供=NHK

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