青山真治監督一周忌企画『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』DCP限定上映  来場者特典冊子も

『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』限定上映

 青山真治監督の一周忌企画として、『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』がYEBISU GARDEN CINEMAにて3月17日より1週間限定でDCP上映されることが決定した。

 2022年3月21日、57歳にしてその生涯を閉じた映画監督・青山真治。一周忌として特別上映が決定した『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』は、希望の象徴である“音”と映像とともに、生きる力、未来への希望を見出そうとする人々の姿を力強く描きだす2005年の作品。浅野忠信、宮﨑あおい、中原昌也、筒井康隆、戸田昌宏、鶴見辰吾、岡田茉莉子らが出演。2005年の第58回カンヌ国際映画祭ある視点部門へ出品された。

 西暦2015年。世界中で正体不明の“レミング病”が蔓延していた。そのウィルスは視覚映像によって感染し確実に死に至るというもの。人々が不安に怯え絶望感に満ちる中、病気の流行を抑制するといわれる唯一の方法が発見される。それは、ミズイ(浅野忠信)とアスハラ(中原昌也)が演奏する“音”を聴くこと。そんな彼らのもとに、“レミング病”に感染してしまった孫娘ハナ(宮﨑あおい)を助けてほしいという富豪(筒井康隆)が現れ……。

 昨年開催された第35回東京国際映画祭での特集「追悼 青山真治」を機に初のDCP(デジタル・シネマ・パッケージ)化が実現。本作に録音で参加した菊池信之と音楽を担当した長嶌寛幸が音響を完全監修した。

 情報発表とあわせて、ビジュアルと予告編も公開。さらに来場者特典として、特別冊子の配布も決定(※数量限定)。2018年に開催された『特集/青山真治』イベントで蓮實重彥と青山監督が本作について語ったトークや、美術監督である清水剛によるデザイン画など、『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』をより楽しめる貴重な内容となっている。 

青山真治一周忌企画『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』1週間限定DCP特別上映【予告編】

■公開情報
『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』
3月17日(金)〜3月23日(木)YEBISU GARDEN CINEMAにて1週間限定上映
出演:浅野忠信、宮﨑あおい、中原昌也、筒井康隆、戸田昌宏、鶴見辰吾、エリカ、川津祐介、岡田茉莉子
プロデューサー:仙頭武則
監督・脚本:青山真治
ラインプロデューサー:佐藤公美
撮影:たむらまさき
照明:中村裕樹
録音:菊池信之
音楽:長嶌寛幸
美術:清水剛
主催:boid/VOICE OF GHOST
2005/日本/107分
©︎2005 OLM/VAP/TOKYO FM

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