『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』第3作はエモさ全開? 新映像に意味深なセリフも

 こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ最近のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします!

 今週は『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の公開がありますが、5月のGWにはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々が帰ってきます! 米スーパーボウルに合わせて、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』の最新映像がリリースされました。早速みていきましょう。

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』最新映像

 映像は、クリス・プラット演じるスター・ロード/ピーター・クイルのナレーションで始まります。このパターンは『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の最初の予告編がアントマン/スコット・ラング(ポール・ラッド)の語りで始まるのと似ていますね。どうやらこの自分語りはガモーラ(ゾーイ・サルダナ)に対しての説明へとつながっていきます。

 つまり、ガーディアンズのメンバーにまたガモーラを復活させるため、ピーターが経緯を話しているのでしょうか。しかし、そう簡単にうまくいかない感じがまた楽しい。

 さて今回の新映像ですが、正直そんなにビックリするようなシーンはないです(ちなみに使われている音楽は、レインボーというロックバンドがカバーした「Since You've Been Gone」という曲だそうです)。

 今回のメインヴィランであるハイエボリューショナリーもアダム・ウォーロックも前回の予告編ですでに登場しています。ただ今回の新映像で使われている台詞が意味深です。

ドラックス「友と一緒に戦えて幸せだ」
ピーター「ずっと家族を探していた みんなと出会うまで」
ロケット「みんなで旅立つぞ 永遠の彼方の 美しい空へ」

 と、なにか最期の言葉っぽいんですよね。加えて、ドラックス(デイヴ・バウティスタ)が胸に大きな負傷をして両脇をマンティス(ポム・クレメンティエフ)とガモーラに支えられている、ぐったりしたロケット(声:ブラッドリー・クーパー)をガモーラが抱えて走る、ネビュラ(カレン・ギラン)に抱きかかえられ意識のないピーター・クイル、と3人が無事では済まないことが示唆されています。考えたくないですが、誰かが……。

 さらに、新映像とともに解禁になったプレスリリースでは、出演俳優たちの言葉として、クリス・プラット(ピーター・クイル役)は「自信を持って言えます。監督が真の傑作を作ったと」、カレン・ギラン(ネビュラ役)は「ガーディアンズの時代の終わりになる美しい物語」、デイヴ・バウティスタ(ドラックス役)は「シリーズ最高傑作にしてエモーショナルで感動的、パーフェクトなエンディング」と語っています。ガーディアンズらしい楽しさを残しつつ、とてもエモい作品になりそうです。

 今回、彼らのコスチュームにもご注目ください。カラフルな宇宙服も素敵ですが、コミックを意識したおそろいのコスチュームを着ています。ヒーローチームっぽくなりましたね。

 また、赤いジャンプスーツを着ているシーンがありますが、これは囚人服っぽい。したがってハイエボリューショナリーに捕らわれたのでしょうか? ハイエボリューショナリーはなんでも改造(遺伝子操作)しなければ気が済まないマッドサイエンティスト系のヴィランであり、ロケットもこいつによって造られたことがわかります。

 コミックではマイティ・ソーのコミックでデビューしており、結構いろいろなマーベルヒーローと絡んでいます。

 例えば、彼が地球で拠点としてたのはワンダゴア山ですが、これは映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』にも出てきましたよね。そう、ワンダことスカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)にちなんだ場所です。もしかすると、このハイエボリューショナリーは本作だけでなく、今後のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品にも出てくるかもしれません。

 ところで、このキャラを演じている役者さん、どっかで見たことあるなと思ったら、ジェームズ・ガンのDCドラマ『ピースメイカー』でクレムゾン・マーンを演じているチュクーディ・イウジです。ガン監督ファミリーですね。

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